学校日記

【こども家庭庁よりお知らせ】こどもがSOS の相談をする大切さ、大人が相談にのる大切さをこども家庭庁がポスターや映像にしたよ

公開日
2025/08/20
更新日
2025/08/20

おしらせ


「こどもが相談しやすい環境づくりに向けた取組み」を文部科学省は進めています…と、先日も本校公式ウェブサイトに掲載しました。
文部科学省だけではなく、様々な省庁もすすめています。
きょうはそのうちのひとつ、「こども家庭庁」からのお知らせです。

こども家庭庁は、全てのこどもが健やかに成長でき、将来にわたって幸せに生活できる「こどもまんなか社会」の実現を目指しています。

そこで、「こどもの悩みを受け止める場に関するプロジェクトチーム」を立ち上げました。
これは、令和6年11月にこども家庭庁の若手職員や自治体などの現場経験者等を中心に発足したチームです。
全てのこどもが信頼できる大人に自分の思いや悩みを打ち明けることができる環境づくりに向けた取り組みを進めています。
そして、こども・大人・社会のそれぞれに対して伝えたいメッセージ等を盛り込んだ「こどもの悩みに寄り添える社会に向けて(中間報告)」を取りまとめました。

上掲のYouTubeのショート動画は、このプロジェクトチームの皆さんからのこどもたちへのメッセージです。

「こどもの悩みに寄り添える社会」を実現するためには、不安や悩みに直面し、つらい思いをしているこどもたちが思いを打ち明けやすい環境を、こどもの目線に立って作り、そして、不安や悩みに寄り添い、それらを解消していくことが重要だとこども家庭庁は考えています。

そこで、まずは、こどもが安心して悩みを打ち明けられる環境づくりに向けて、こどもと、こどもの周りにいる身近な大人に伝えたいことをポスターにしました。

今回掲載したのは、「大人向けポスター」です。
こどもの周りにいる大人のみなさんには、こどもの「言葉にできていること(白い吹き出し)」だけではなく、「言葉にできていないこと(青い吹き出し)」にも気づけるように、日頃から身近なこどもへのアンテナを張ってほしいということをお伝えしたいと思い、ポスターで表現したそうです。
「言葉にできていないこと」は、確かに迷いもあるし、困りごともあるし、いろいろと複雑な思いが絡んだ部分です。
大人なら、ここをうまいこと耳を傾けることができるとよいですね。

そして、こども家庭庁の皆さんは、相談に対する姿勢や考え方を、こう言っています。
【こどもの皆さんへ】
 ・相談することは悪いことでも、恥ずかしいことでもない
 ・味方になってくれる大人はきっといる、相談できる相手は親や先生だけではない
 ・友達から相談されたときは秘密を守る・相手のことを考える
  受け止めきれないときは周囲の大人に相談を
【大人の皆さんへ】
 ・まず耳を傾ける、こどものサインにアンテナを張る
 ・こどもを一人の人間として尊重する
 ・こどもの希望を確認し、こどものタイミングを大切に
 ・秘密は守る
【社会へ】
 ・身近な大人一人一人の行動で、善意の輪を地域に広げる
 ・地域に信頼できる大人を増やし、安心できる居場所をつくる

本校の構想するコミュニティ・スクールなどが、将来大きな「こどもの悩みに寄り添える社会」の核になるといいな…と思っています。

詳しくは、こちらからどうぞ。
こどもの悩みを受け止める場に関するプロジェクトチーム|こども家庭庁