学校日記

授業を通して学ぶ生徒と授業から学ぶ先生たち~LEGOを使った「協力」互いの対話や意見交流を進める自立活動を考えた研究授業~

公開日
2026/10/29
更新日
2026/10/29

学校日記

先週、13組の教室で安城南中学校の教育はどうあるべきかを考える研究授業を行いました。
2学期に入り、様々な教科や学年で、このような活動を行っています。
今回は、特別支援学級について触れていきます。
日頃から畑での野菜作りの活動を通した成果が確認できるものを教材にしての取り組みや、様々な仲間とのかかわり、社会とのかかわりをこの1年間大事にしているのが本校の特別支援学級です。
今回の授業も、仲間との対話を重視し、そこで意思確認や意見交換がなされたうえで、次のステップに進めるような生徒間のかかわり合い方について考えていました。
そこで登場するのが、写真を見ていただくとわかるように、「LEGO」を用いたプログラミングキットです。
つくりたいものは何かを選び、説明書が示されるタブレットに合わせてみんなでブロックを組み立てていきます。
そして、組み立てたものにタブレットからプログラミングで指示を与え、一番期待できる動きになるようにみんなで操作を考えていくものです。
今回は2グループに分かれ、それぞれ2人組、3人組となりました。
互いに相談し、つくるものは「ヘリコプター」。
偶然ですが、なぜか一緒になりました。
このヘリコプターはコックピットに向けてロープが上下して荷物の運搬をしますので、いかにロープを動かすかをプログラミングするのがポイントとなりました。
まずは順番に作り始めます。
3人組のところは、部品を探す係、部品を組み立てる係、チェックする係などという様子で、特に何も支持をしていませんが、なんとなく役割分担をするようになりました。
2人組のところは、いつもの会話のように、「あれじゃない?」{ちがうかも}などと会話のキャッチボールをしながら進めていきます。
やはりレゴも複雑で、結構気が使にうちに間違えてしまうので、ある程度進んだところで先生もファシリテートします。
「ちょっと戻ってみたら?」とか、「向きを確認してみたら?」なんて感じです。
会話が少なくても、役割分担をすることで、その役目の作業をみんなが見守り、相づちを打ったり、「OK」ボタンを押したりして進めていきます。
作業を確認していくことも、大切な「対話」なのだと思います。
LEGOを完成させ、いよいよプログラミングで、どんな動きをさせたいかを考えます。
動きが示されるアイコンを選ぶのは、生徒の皆さんも慣れた手つきです。
今回は、ヘリコプターが荷物を引き上げるワイヤー(実際にはひも)をどうやったら持ち上げられていくか。
最初の入力ではちょっと運んで、ちょっとおろして、またちょっと上がっての繰り返し。
「上がらないよ!」と笑いも置きました。
そのうえで、ずっと上がるにしては?ということで、そのような指示を出しました。
無事荷物は運べたのですが、レゴの特性上人や動物などをのせるとどうしても逆さまで運んでしまいます。
残りの時間はそこに笑いも交えながら四苦八苦しました。

その後の先生方の協議では様々な意見も出されましたが、LEGO自体が一緒に操作をしていくうえで、互いに確認する作業があるなど、有効であったとする意見がありました。
一方で、本来進めたかったプログラミングは時間の関係で十分活動することができませんでした。
また、ここでの対話があまり盛り上がらなかった理由を考え、「もっと複雑で予測不能な動きを求めるものを指定して製作したほうがよかったのではないか」という意見も出されました。
少し背伸びをした高みを目指すことも、ひとりではなかなか答えを出せなくても、みんなで考えていく上では意味があるんだということもよくわかりました。

LEGO、なかなかの盛り上がりと多くの学びがあって、とてもいい活動ができました。