学校日記

第1回イエローリボン会議〜「いじり」について考える〜

公開日
2016/05/30
更新日
2016/05/30

生徒会

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安城市ふれあいネット事業として行う、地域や保護者・生徒が一体となって学校生活などを話し合う「ふれあい会議」という取り組みがあります。どの学校でも趣向を凝らして行っているのですが、本校ではあえて「イエローリボン会議」という名称で呼んでいます。生徒一人一人の名札についているバッジは、クラスを大事にしていじめを起こさないという南中生の志であり、毎回、その内容に沿った話し合いなどの活動を行っています。

今回のテーマは、「いじり」は必要か、必要でないか。

「いじり」って、何?という地域の方々からの率直な話もあり、改めて要項に書いてある用語の解説を見ると、「ふざけやからかいで、他人をもてあそぶこと」と書かれています。
でも、討論が始まると、生徒のみんなは「いじりは必要だ」という意見が多くありました。なので、大人の皆さんは、「え?ここに、他人をもてあそぶって書いてあるけど、それはいけないことじゃないの?」と、結構いろいろなグループでは質問が出ていました。
そこで、先生たちが「このなかでいじられている子はいないの?」と聞くと、数名手が挙がり、「ぼく、嫌じゃないよ。」と話しました。つまり、他人をもてあそぶと言うより、会話や話題の中に他人を巻き込んで笑いにし、会話のテンポややりとりを楽しむものを、生徒は「いじり」と呼んでいるようでした。
そこで明らかになってくるのは、そもそも「いじり」という言葉ひとくくりでまとめてしまうと、生徒のみんなようなとらえをする人もいれば、地域の皆さんのようなとらえをする人もいる、つまり、人によってその基準はまちまちで、「いい」「わるい」の問題ではなく場や相手をわきまえていかなければいけないと言うことがわかってきます。「いじり」も一歩間違えば「いじめ」。これは今日、会に参加した大人も子どもも、みんな実感できたのではないかなと思います。
生徒の皆さんも、大人の方々も、本当にいろいろな意見を言ってくださり、充実した会になりました。あとは生徒の皆さんが各学級にどのようにおろし、伝えてくれるかだと思います。
皆さん、お疲れ様でした。