学校日記

生徒集会〜生徒会長のイエローリボンにかける思いに触れる〜

公開日
2016/05/31
更新日
2016/05/31

生徒会

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本日朝、生徒集会が行われました。安城南中学校では、毎月1回生徒による集会が行われています。
生徒会長をはじめとする生徒会執行部が会を運営し、淺野わずかな時間ですが全校で集まって催される会です。
今日は、3年級長・庶務会代表からは、修学旅行の様子の話があり、文化祭実行委員長からは、文化祭にかける意気込みと、みんなにその思いを伝えてくれました。
そして、冒頭に話をしてくれた生徒会長は、昨日行われたイエローリボン会議の成果を受け、自分自身が感じた思いや安城南中生にこうあってほしいという願いを熱く話してくれました。昨日の話し合いをしっかりと自分の問題として考え、いじめをなくすためにはどうしたらよいのか、学級ごとに話し合いを伝達していったときに、「いじり」という言葉をあまり深く考えずに容認してしまいそうな雰囲気にもなることが予想されましたが、あえて生徒会長から鋭い視点で「いじめ」と「いじり」の線引きが本当にみんなできるのかと言うことを問題提起し、思いが話されていました。

以下、とてもまとまっていたお話でしたので、生徒会長の話の概要を掲載します。

昨日、イエローリボン会議が行われました。
そのイエローリボン会議での議題は、「いじりは必要か、必要でないか。」です。
イエローリボン会議の中で、本当にたくさんの生徒の皆さんや地域の方が意見を出してくれて、とても活発な会議になりました。そのイエローリボン会議の中で出た多くの意見は、
「いじりは必要だか、いやがらない程度に。」
また、
「度を超えたいじりは必要がない。」
という意見が多かったです。

では、皆さん考えてください。

クラスの日常の中で、人をいじっている人が、いじめと、いじりの線引きをできると思いますか?
「ここからは、いじめだ。」「ここまでは、いじりだ。」という考えは、いじっている人にはできるでしょうか。

ぼくは、できないと思います。

いじっている側も、いじられている側も、その場その場の楽しい雰囲気でやっていると思います。いじられている側は、表面上は楽しいかもしれませんし、実は嫌だったりするかもしれません。クラスの中では、いじりというのは普段の光景であると思います。いじりというのは、いじっている人と、いじられている人と、それを見ている第三者の人で成り立っていると思います。

でもこれは、いじめも同じです。

では、どうしたらいじめではなく、いじりができるのでしょうか。
それは、クラスが全員対等な関係であること。それが必要だと思います。いじられている人も見ている人も、いじっている人に対等に物が言える、そんなクラスの関係があるからこそ、いじりは成り立つのだと思います。

そこで、南中生の皆さんには、これからもいじりという光景はあると思いますが、いじっている人もいじられている人も、対等に物が言えるクラス、雰囲気作りを皆さんでしてほしいと思います。
そして、いじりはあってもいじめはない、僕たちが掲げているイエローリボンの意味のたつ、いじめのなくなる学校にしていきましょう。

昨日のイエローリボン会議の報告、そして、今日の生徒会長の意見を受けて、ぜひ生徒の皆さんは学級で、ご家族の方は家で、地域の方は町内の子どもの集まる場などで、積極的に皆さんの考えを生徒に投げかけていただければと思います。

今日は、生徒会長の言葉に、改めて日常の生活について考えさせられました。
「イエローリボン」を胸につけている意義、それを常に考え、わたしたちも行動していきたいと思います。
最後の写真に写っている執行部の皆さん、お疲れ様でした。