学校日記

「ご安全に」~学校で大規模LED工事を進めるプロの仕事に学ぶ、準備のための整頓、終わった後の整頓の大切さ~

公開日
2026/07/29
更新日
2026/07/29

学校日記

ただいま、皆さんのいない教室や廊下、「こんなところまで?」というようなあらゆる蛍光灯のあるところを、LED化するために、安城市から依頼を受けた電気工事会社の方が毎日頑張っています。
それはそれは、ものすごい数のLED、ものすごい種類のLEDです。
工事に取り掛かるまでに、どこに何がいるかをしっかりと計算し、設計し、計画を立てて現場に臨んでいます。
そして、現場で取り組んでいる風景はウェブサイトにも掲載しておりますが、圧巻なのはその機材や廃材の置き方です。
写真を見てください。
何を使うか、どこに使うかが予めしっかりまとめられています。
終わったものはしっかりと撤収にも困らないようにまとめられています。
大きなもの、次回使うものはあらかじめ搬入されており、次の準備も余念がありません。
こうしたことが、計画的に作業を進め、効率も上げ、いわゆる労災というけがも起こさないという状況を生み出します。
まさに、「ご安全に」の精神です。

そう、皆さんはこの業界や工業等でお仕事をされる皆さんが使う、「ご安全に」という言葉を知っていますか?


「ご安全に」とは、危険を伴う作業現場で互いの安全を願うあいさつです。
製造業や建設業など危険を伴う現場で交わされるあいさつでもあります。
「安全に作業を行いましょう」とか、「今日も無事に作業を終えよう」という願いが込められています。
形式的なものではなく、時間帯を問わず使われ、時には朝の打ち合わせの服装装備等のチェック時、顔を合わせた時のあいさつ代わりに、それぞれの部署に分かれる時の「じゃあね」がわりに使われます。
あいさつの力が、皆さんの心の距離を埋めるのに有効であることはよく知っています。
危険を伴う場所においては、この「ご安全に」のあいさつには単なる言葉以上の意味があります。
声に出すことで安全意識を呼び起こし、事故防止や注意力のリセットに役立つとされています。

おそらく、子どもたちより、普段はそんな顔を見せないけれど、おうちの方はきっと企業に行くとしっかりヘルメットをかぶり、大きな掛け声で安全のための目視・点検をされているのかもしれません。
なぜなら、それが命を救うことになるからです。

この言葉の由来はなんとドイツにあります。
炭鉱で使われていた「Glück auf(グリュックアウフ)」というあいさつ。
意味は「「安全を祈る」というところでしょうか。
日本では1951年、今の日本製鉄で使われるようになり、そののち建設業や製造業、自衛隊、トヨタ自動車などでも合言葉となってきました。

実際に作業されている場面は、生徒の皆さんは見ることはできませんが、それはそれは学ぶところの大きい場面です。
時間の使い方、効率のあげ方、ミスのなくしかたなど、世の中には実に様々なところに、自分自身をブラッシュアップできるヒントが隠されているなと感じます。

ということで、ちょっと知ってほしかったみんなのいない学校でのすごく勉強になる風景でした。