4年生 理科 自然の中の水(その7)
- 公開日
- 2020/03/12
- 更新日
- 2020/03/12
4年生
4年生のみなさん、今日も元気に過ごしていますか。
昨日は冷たいコップの周りについた水滴は、空気中の水蒸気が冷やされて目に見える形になったものだけれど、周りの温度が100度ではないのに、水蒸気は空気中にあるのかなというところまで話が進みました。
3月3日「自然の中の水」、6日「自然の中の水(その4)」の記事を見てください。カップの中の水や地中にしみ込んだ水が蒸発していましたね。このように、水はふっとうしていなくても蒸発し、水蒸気となります。蒸発とふっとうの違いを言葉で説明すると、蒸発は液体が表面から気体になる(気化する)現象で、ふっとうは液体が内部から気体になる現象です。水は100度になるとふっとうしますが、その温度にならなくても、蒸発は起きているのです。
だから、ビーカーの周りについた水滴の材料となった水蒸気は、やはり、ビーカーの周りにあった空気の中にあったものだと考えられます。つまり、空気中には水蒸気がふくまれているということです。
そして、空気中の水蒸気は冷たいもので冷やされると、冷たいものの表面で水になります。これを「結露(けつろ)」と言います。冬の寒い日には、部屋の窓ガラスの内側が結露することがあります。これも、部屋の空気中にふくまれていた水蒸気が、冷たくなったガラスにふれて水になったものです。みなさんも見たことがあるかもしれませんね。昨日は、朝から雨でした。天気が回復した午後、廊下を見ると、窓ガラスの外側がくもっていました。これも同じ現象ですね。みなさんも、身の周りに同じようなことがないか、さがしてみてください。