4年生 理科 自然の中の水(その4)
- 公開日
- 2020/03/06
- 更新日
- 2020/03/06
4年生
4年生のみなさん、今日も元気に過ごしていますか。
昨日は雨上がりの校庭の様子しか載せられなかったので、その続きをお知らせします。少し文章が長くなりますが、がんばって読んでください。
実験を始めたときには昨日の写真のように校庭はかわいているように見えました。2月に、実験に使いたいので持ってきてくださいとお願いをしたイチゴパック。みなさんといっしょにはできませんでしたが、今回、使わせていただきました。ご協力ありがとうございました。
イチゴパックを「1」運動場の朝礼台の前、「2」職員室南のアスファルトの上、「3」今池広場の日なたと日かげにそれぞれ置いて、様子を観察しました。
「1」運動場の朝礼台の前
パックを置くとすぐに内側がくもりました。時間がたつと粒が大きくなりました。
「2」職員室南のアスファルトの上
実験を始めたときには、表面がかわいていました。パックを置いても変化はありませんでした。試しに、じょうろで水をまき、雨上がり直後と同じ状態にしてみたら、あっという間にパックの内側がくもりました。
「3」今池広場の日なたと日かげ
今池広場全体がジメジメしていました。日なたに置いた方のパックは、日光が当たる側からくもり始めました。日かげの方は初めは変化がありませんでしたが、時間がたつと少しくもり始めました。
「1」運動場の朝礼台の前
地面とパックの間は何も見えませんでした。地面にしみ込んだ水は目に見えない「水蒸気」となって空気中に出ていき(蒸発)、パックにぶつかって冷やされ、目に見える「水」となったと考えられます。
「2」職員室南のアスファルトの上
アスファルトも少しは水がしみ込むのだそうですが、実験を始めたときには表面がかわいていたため、蒸発する水分がなかったか、とても少なかったと考えられます。人工的に雨上がりの状態を作ったら、あっという間に蒸発が起こったということだと考えられます。この時、アスファルトの表面は日光によって温められていました。
「3」今池広場の日なたと日かげ
日なたが先にくもり始めました。日光の当たる方から蒸発が起きたと考えられます。日かげも時間がたつと少しくもったということは、少しですが、蒸発が起きていたということだと考えられます。
「1」からは、地面にしみ込んだ水も、蒸発して空気中に出ていくということが分かります。「2」「3」からは、温度が高い方が早く蒸発するのではないかと考えることができます。
雨の水分は、アスファルトの表面の多くは流れ、地中にはしみ込んでいき、天気が回復すると、蒸発して空気中に出ていくから「かわく」ということが分かります。
では、空気中に出た水蒸気はいったいどこにあるのでしょうか。続きはまた今度。