5月15日 6年生 課題への向き合い方
- 公開日
- 2020/05/15
- 更新日
- 2020/05/15
6年生
5月7日、8日と出校日でした。みなさんの元気な顔が見られて、みなさんが一斉に集まった教室ってどんなだろうと、その日がよりいっそう待ち遠しくなりました。
出校日には、「春の復習プリント」を持ってきてくれた子が何人もいました。(必ず提出ではないので、提出しなかった子は気にしないでくださいね。)せっかく提出してくれたので、みなさんの勉強の様子を知りたい思いもあって、中をチェックしています。
みなさんのことを知る手立てがない分、こうしたわずかな提出物からも想像がふくらみます。「○○さんは、最後まで字がていねいだから、きちょうめんで粘り強いのかな。」とか、「△△君は走り抜けるような字で、これはきっとうっかりミスだろうから、おっちょこちょい?」とか。
答えは実際みなさんと関わっていく中で実感していくものなので、それもふくめて、登校が待ち遠しいです。
字といえば、大人になったら直接相手と出会う前に書面で出会うことの方が多くなります。たとえば就職活動やアルバイトの面接。どちらもまずは「りれき書」という自己紹介カードが必要です。今はパソコン入力も増えましたが、それでも、正しい漢字を使ったわかりやすい文章でないと相手に思いが伝わりません。
自分は字がきたない、文章書くのも下手という人も、安心してください。字が上手かどうかではなく、ていねいかどうかが大切です。(5月8日の中日新聞で、企業の採用担当者がはっきり言っていました。)
今、適当な字ばかり書いてしまうと、「くせ」となってしみついてしまいます。字の書き方が定着する今だからこそ、せめて人に見てもらう提出物にはていねいな字と見直しを心がけましょう。良い字は急には書けません。
学校では、提出物は自分を示す大切な要素です。グループ学習や委員会での友達同士で見る書面も同じです。そこで見るのは「美しさ」よりも、「ていねいさ」です。
ですから提出物も、間ちがいの数ではなく、粘り強く直してあるか、文章なら、読み返してよりよい内容にしようとしているかが大切なのです。相手によりわかりやすく伝える努力はマナーです。これは中学校以降大人になってからも確実に求められる力です。
課題も、自分に足りていないものを知る良い機会ととらえて、意味のあるものとして取り組むと、みなさんにとってその課題は何倍もの価値をもちます。