5年国語〜「大造じいさんとがん」素敵な情景描写を感じ取りながら〜
- 公開日
- 2024/02/15
- 更新日
- 2024/02/15
5年生
大造じいさんとがんは、小学生を経験した大人の多くが国語で学び、その風景を思い描いた作品だと思います。大造じいさんと残雪という名前のがんとの勝負が、作者の紡ぐ言葉で見事に描写され、その心情の変化に心躍らされるようなお話だと思います。
今日の国語の授業では、様々な言葉で描かれている情景描写に見え隠れする大造じいさんの心情を探り、その人物像を読み深めるという物語でした。
始めの方での対話は前後や左右のペアで行うことが多く、いくつかの描写を並べて、ひとつだけ違う表現をした部分があることを示したうえで、それがどんな違いなのかを話していました。
特にこの授業では、いよいよ残雪を放す場面の「らんまんとさいたすももの花が、その羽にふれて、雪のように清らかに、はらはらと散りました」という部分の描写にこだわっていきました。「すもも」が示しているものは何なのだろう。花言葉や季節感から、その移り変わりと大造じいさんの心情の変化を様々な表現から読み取る様子がありました。
それらを、音読用の冊子に様々な線などを書き込みながら朗読で表現していきます。とってもコンパクトな大造じいさん音読カード。線によって表現を変えて読もうとしています。
それらを今度はマイタブレットを使いながら、「Padlet」に録音させていきます。
こちらは最近本校でもかなりの先生が使っています。
短い時間ですが何名かの児童が吹き込むことができたのでみんなで聞きます。
情景描写を読み取り、人物像を読み深めることで、大造じいさんがどんな思いで残雪を逃がしたのかを音読で表現している姿が印象的でした。
振り返りも「Padlet」で行いました。
みんなの振り返りを見ながら、大造じいさんと残雪の勝負は、来年どう続いていくのだろうかと、小学生の子の頃誰もが思った気持ちを胸に抱きながら進んだ授業が、どても素敵でした。