6年総合「ヒカレ二本木大作戦」〜二本木の昔を感じられる新美南吉作品「大力の黒牛と貨物列車の話」をもとに黒牛の絵を描きました〜
- 公開日
- 2023/12/14
- 更新日
- 2023/12/14
6年生
6年生は総合的な学習の時間で、「ヒカレ二本木大作戦」を展開しています。
特に昨年度の二本木小学校50周年を受け、この地域の歴史を探っていくことになりました。
そこで、今年生誕110年となる「新美南吉」の話に出会いました。
2年生の廊下に、今から10年前の先輩たちが作成した、キャップアートがありました。
大きな黒い牛が描かれていて、「新美南吉生誕100年」とあります。
様々なお話がキャップアートになっています。
この、新美南吉の童話の中に、二本木が出てくるお話があります。
「大力の黒牛と貨物列車の話」と言います。
二本木とどんな関係があるかというと、この話に登場してくる「与(よ)ささ」が二本木の人で、この人が飼っている黒牛が主人公。とにかく大力で有名なんですが、この噂を脅かす存在が…。というお話です。
どんなお話かは、こちらへ。
(長い話なので、申し訳ありませんが一部を省略しています)
新美南吉は半田の人です。
安城市の新田町に下宿し、桜町にあった安城高等女学校(現在の桜町小のあったところ)まで通勤していました。
童話作家をめざしていた新美南吉が夢をかなえた町が、安城です。
彼が半田から安城に来るときは鉄道を使いました。
現在のJR、昔の国鉄です。
三河安城駅も東刈谷駅もありませんでしたが、この東海道本線の線路自体は変わりません。
おそらく新美南吉は、もくもくと煙を吐いた汽車に揺られながらわたしたちの町二本木を通り過ぎ、この街の景色を見ていたと思います。そして、この二本木の牛の話を書いたことと思います。
そして、当時二本木で牛を飼っていたということも、今はもうないことです。
車窓から見えたのかもしれませんね。
二本木の人たちが安城のステンショ(ステーション・駅)まで牛を連れて歩いて行っていることも、こういった話を読んで初めてわかります。
6年生の皆さんは、この話を聞いて、大力の二本木の黒牛を想像し、起きたことを考えながら絵を描きました。
このたび、JR東海道新幹線三河安城駅のご厚意により、一部ではありますがこの「大力の黒牛と貨物列車の話」をもとにした「二本木の大力の黒牛」の絵を年末年始に飾っていただけることとなりました。
地域への深いご理解と温かい配慮に感謝申し上げます。
もしよろしければ、来週以降となりますがご覧ください。
「大力の黒牛と貨物列車の話」1 2 3 4 5
それぞれリンクしておりますので、ご覧ください。