令和7年度の二本木小学校の総括~ユネスコスクール(ASP-net)キャンディデート校~多文化共生学校と道徳・人権~
- 公開日
- 2026/03/30
- 更新日
- 2026/03/30
学校日記
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二本木小学校の強みであり良さは、ワールドワイドなところです。
外国にルーツをもつ子どもたちも多く、海外に住んだことのある子や海外に転出する子、海外に出かける子など、諸外国とのかかわりを多くもちます。
こうした強みを生かした時、これからの社会では様々な国や地域・文化の人たちが集まるなかで、自分自身が他者とどれだけかかわり、積極的に生きることができるか、さらにはモラル意識をしっかりと持ち、世界基準での対応ができるかというところが大きなポイントとなります。
そうした点から、本校は多くの文化や考え方に学び、世界に羽ばたく子どもたちをそだてるべく、「多文化共生学校」をめざしていこうと考えました。
これが、本校がユネスコスクールを申請した大きな理由です。
2024年5月に立候補してチャレンジ期間を経て、2025年8月に国内審査書類を正式に提出しました。
12月にその結果が届き、国内審査を通過したとの報告を受けました。
そのうえで、国際審査が行われています。
現在、国際審査書類が国内で承認され、ユネスコ本部のあるパリにて審査が行われています。
本校は現在、ユネスコスクールキャンディデート校です。
活動の柱のうち、今回は多文化共生と日本語適応指導教室「ひまわり」を核とした取り組み、人権・平和・道徳教育を中心とした、本校のモラルの基準は「道徳」についての取組について紹介します。
日本語適応指導教室は、本校のこどもたちが「ひまわり」と名付けました。
そのネーミングをつけると思いませんでしたので驚きましたが、本校が夏の間、子どもたちの元気の象徴として育て、高々とみおろしてくるひまわりの花は、子どもたちにとっても元気で美しく、明るさの象徴なんだということを思いました。
日本語指導については、新たに策定された「ことばの力のものさし」を中心としてどのように取り組むべきか日々日本語適応指導チームが検討しています。そのうえで今年度は東京外国語大学より小島祥美先生をお招きして、日本語指導の新たな取り組み方について、研究授業も交えながら進めてきました。
また、互いの心の交流を大切にしたいということから、木曽岬町立木曽岬小学校の実践等を参考として、「ひまわり会議」と名付けた子どもたちの自由対話の時間を設けました。本校の研究の一端を日本語適応指導でも行っていることとなります。
日本語適応指導チームは授業のみでなく、日頃の生活指導の場面(給食や掃除、その他様々な授業等)にも指導者として参加し、協力制の学年配置で取り組んでいます。その中でも特に道徳は、ローテーション道徳を取り入れて、子どもたち全体が職員で把握できるようにしています。
様々な文化が集まるということは、意見の相違や意思の疎通の難しさを指摘される方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ここ日本では、「道徳」があり、授業が行われることを念頭に置き、「本校のモラルの共通言語は道徳」として取り組みを行います。
ローテーションを取り入れることのみではなく、授業の方法を「サンドイッチ式」と称した問いを前後に挟む方式をとるようにし、全校で子どもたちが理解しやすいように丁寧に取り組みます。多くの教員が授業で子どもたちと道徳を行うようになることで、先生と子どもたち、様々なルーツの子どもたちの相互の関係性もさらによくなりました。
この延長線上に、人権教育などを丁寧に行う取り組みなども行います。
人権週間は本校独自に期間お延ばして取り組むほか、県の多文化共生推進月間や、国のライフインハーモニー月間などでも、相互の関係を大切にするための教師間の学び、子どもとの学びの機会を増やしています。
いじめや暴力といった問題についても真摯に向き合い、命を大切にする活動などにもつながるようにして様々な取り組みを行っています。
今年度は、ソメイヨシノから神代曙に植え替えられた桜を大切にしようとする取り組みや、6年生に対して命がいかに大切であるのかを花ノ木小学校の杉本春美校長先生にとてもやさしくわかりやすいお話で伝えていただく機会をもちまsた。
やさしい心、そして本校の「仲よく」は世界共通であり、まさにユネスコスクールとして、多文化共生学校として丁寧に育てている本校の取組を、このたびこうした形で表明できたことを嬉しく思います。
正式加盟は今後となりますが、来年度嬉しいお知らせができればいいなと思っています。