どの点が成果でどの点を改善すればどう次につながるのか~明日の一歩につなげる研究協議と指導員の先生の助言~
- 公開日
- 2025/09/23
- 更新日
- 2025/09/23
学校日記
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授業が終わり、子どもたちはいつものように下校をします。
その後教員は、この授業での課題をもとに、みんなで集まって研究協議を行います。
その協議のポイントは、まず、今回の「総合的な学習の時間」を踏まえた単元を貫く課題や、みんなで習得し、チームで習得し、チームで活用したという流れが有効であったか、その中で教師はどこでどのように支援をするかという、子どもたちの主体的な学びを生み出す単元構想全体について考えました。次に、本時でのチーム学習についてはどうであったのか、単元目標や本時の目標に照らし合わせ、それらの目標に達成するための児童の学びに応じてチーム学習が組まれていたか、また、今回取り入れた「ジグゾー」の手法をもとにチーム学習を展開したことはどうであったか、子どもたち自身が自分の活動を通して選び、明確にしていったことがしっかりとチーム学習を通して明確になったかということでした。
話せる時間は短く、わずか30分余り。なのでこの時間をいかに有効に使うかということで、子どもたち同様私たちもチーム学習で。
クラス会議のような手法を用いて、ホワイトボードに大事なことを要約してまとめ、あとで発表して交流させます。
どのグループも白熱していて、笑い声も起きています。
とても良い雰囲気のなかですが、明確に課題となる点は明らかになってきています。
そして、経験年数の多様にかかわらず、皆さんたくさんの気づきを全体に伝えてくれています。
その後、それらを発表していきます。
ホワイトボードのまとめ方も大変それぞれ工夫があり、その話に合わせて会全体を取り仕切る教務主任の先生がホワイトボードをクローズアップしていきます。
それぞれが非常に的を射た話であり、この授業をさらによくするための大事なスパイスとなりました。
安城市教育委員会理科指導員の先生からは、かねてより本校が大事にしてきた「誰も取り残さない」ということを本気になって考えてくれていました。
授業を見て、全ての子どもたちがしっかりと授業と向き合い、学びを得るための更なる一工夫について、私たち以上に様々な提案をしてくれていました。
その姿勢に本当に感謝でした。
緻密な工業製品などと違い品質を高度に一定に保つというのはなかなか学校の授業に当てはめると容易ではない部分もあります。
同じ授業をしても、違う子どもたち、違う考え、違う仲間のなかで、同じように進めることは難しくもあります。
ましてや教え込みではないので、同じパターンではなく、実験などを通して子どもが試行錯誤をしていきます。
そのなかでもこうして授業をみんなで確認をしたり、検証をしたりすることで、ここをこうすればよいのでは?といった改善点が生まれます。
それは明日への大事な一歩になる…私たちはそう信じてたくさんの気づきを挙げていきました。
この授業のみならず、こうして意見を出したり授業を見たことをとおして、自分たちの授業にもふりかえって改善が図られると考えています。
その本校ならではの協議会に来ていただいた理科指導員の先生も、やはり同じひとつのチームとしてアイデアを出し、明日の一歩につながったと思います。
本当にありがとうございました。
授業での子どもたちのがんばりや輝きも素敵でしたが、その子どもたちのよさや可能性を引き出そうとしている先生方のこうした時間も、手前味噌で恐縮ではありますがとてもすてきだなと思いました。