3年生 数学 関数Y=ax2 の授業
- 公開日
- 2021/06/30
- 更新日
- 2021/06/30
ギャラリー
3年生の数学では、二次関数の一部を取り扱った単元を勉強しています。
「xを2乗したものに定数をかけると、Yになる」この関数と同じ現象は、日常の中にも多く確認されます。
例えば、垂直落下。物が落下するとき、落ちた秒数を2乗して4.9をかけると落ちた距離が測定できます。そこで、実際に渡り廊下からボールを落下させ、落下時間を測定。計算で、渡り廊下から地面までの高さを測定しました。誤差は出るものの、およその高さを計算で導きながら関数の性質を体験によって感じ取れました。
また、アニメ、アルプスの少女ハイジのOP画像を見せ、OPの中でハイジが乗っている大きなブランコについて考えました。ブランコが往復する時間を2乗して1/4をかけるとブランコのヒモの長さを求めることができます。アニメの映像を見ながら、生徒は時間を測定し、計算。結果、ハイジのブランコのヒモは18mから20mの長さであることがわかりました。それも地上からはるかに高いところでブランコが揺れているので、「こんなに高い場所に、どうやってブランコを設置したんだ。」「下手な遊園地のアトラクションより絶対に怖い。」と生徒は感想を述べていました。架空の映像を、自分事としてとらえ、計算によって実感をもてた証拠です。
タブレットの導入により、今までだと実施するのが大変だった教材が気軽に使えます。少しでも理解が深まるよう、さまざまな教科で工夫と改善を繰り返しています。
ボールを落とす実験は、周りに危険物がないことや、人がいないことを確認した上で職員監視のもと安全に留意して行っています。