そんな学校つくろうやぁ
- 公開日
- 2021/04/26
- 更新日
- 2021/04/26
ギャラリー
「教室はまちがうところだ」という有名な絵本があります。
内容を要約すると、「どんどん間違った答えを言えばいい。それをみんなで考えて正しい答えを導いていけばいいのだから」といったところでしょうか。とにかく、まず自分の意見を言うことから学びは始まるのだと作者は伝えています。
さて、明祥中3年生は、鳥のさえずりと風の音をBGMに、今日も授業に臨んでいます。来週には、3年生になって最初の定期テストである1学期中間テストの範囲発表がひかえています。ピリッとした雰囲気が、2年生の頃とは違って心地よいです。今日、「先生、ここがわからないんですが教えてくれませんか。」と質問に来てくれたある女子生徒。実は、昨年度までは少し控え目に過ごしていました。そんな日常の一コマに垣間見える変化、成長、やる気が、私たち明中職員のささやかな喜びです。
6時間目の英語の授業。英文読解の課題を、教科書とにらめっこしながら考える生徒の姿が。そして、「では考えを発表してみましょう!」先生がそう言うと、続々と教室を埋めつくす挙手。少しくらい間違っていたって大丈夫。「よく思いついたね。」「ユニークな発想だねぇ。」「先生、そういう考えは思いつかなかったな。」私たち明中職員は、明中生の学ぶ姿勢をいつも応援しています。
「教室はまちがうところだ。」は、こう結ばれています。
「わからなけりゃあ そのかわり 誰が言おうとこずこうと おらあ根性曲げねぇだ そんな教室つくろうやぁ」
3年生の力で、そんな学校、作って行って欲しいと思います。