よろこびの種
- 公開日
- 2020/06/17
- 更新日
- 2020/06/17
ギャラリー
昼放課に、環境委員会の生徒が花壇の草取りを行っています。短い時間の中で、効率よく作業を進め、また新しい花の種を蒔く準備が整ってきました。
「作業はどう?進んでる?」と聞くと、ある生徒は「どんどん抜けて気持ちいいです。でも、パンジーがまだ咲いているので、少しかわいそう・・・」と答えました。その言葉に、妙なやすらぎを覚えます。
明中生は、物に不自由しない時代に生まれながら、枯れてしまいそうな植物の生に思いを馳せることができます。そんな矛盾にも似た心に触れる度に、その素朴さに心を洗われる思いです。せっせと作業をこなす生徒の背中から、私たち職員も多くのことを学んでいます。
そんなすてきな生徒たちの手で蒔いた、「よろこびの種」。きっときれいな花を咲かせるに違いありません。