つづける
- 公開日
- 2020/06/12
- 更新日
- 2020/06/12
ギャラリー
元々、無言清掃は禅寺の修行として行われてきたものです。己と向き合い、嫌なことから逃げない心を養うことが目的です。
さて、2年生は、入学当初から無言清掃を行っています。小学校の頃と違い、話をせずに清掃をすることに、最初はとまどいもあったと思います。しかし、1年間続けたことで、今ではそれが当たり前になっています。文字通り、静かに汚れと向き合う2年生の姿は、明中の自慢の一つです。
先日、ある生徒が言いました。「掃除の時間、1年生も静かですね。」本年度より、1年生も無言清掃(黙働清掃)を行っているからです。そのことを伝えると、その生徒は目を丸くしてこう言いました。「そうか。そうやって伝統ってできていくのですね。」
最初は、教師側の指示で行っていたことも、つづけていけば、本物になります。それは、まぎれもない成長です。嬉しいのは、ただ静かに掃除をするだけではなく、それぞれの生徒が何かを感じ取ってくれていること。私たちはこういった継続的な活動を通して、明中をもっと自由でもっと楽しい学校にしていきたいと考えています。