学校日記

「しもしも〜♪」から考える、ちょっとまじめな話

公開日
2017/01/14
更新日
2017/01/14

2年生

金曜日、職員室にいた畔木先生が「写真を撮ってください!」とお願いしてきたので、快諾してカメラを向けると、写真にあるようなポーズをとってくれました。
「あぁ、ここんとこブレイク中のバブリーな芸人さんの物まねね。」と思っていると、実は本人は大まじめ。技術科「情報技術の活用」の授業で、テクノロジーの進化を体感してもらうために視覚に訴えるための、簡易な「ショルダーフォン」の教材でした。

考えてみれば、ショルダーフォンの初登場は1985年。携帯電話普及の超黎明期の産物で、わたしたちも正直これを使っている人をあまり見たことがなかったと言う印象がありました。生徒の皆さんはもちろんのこと、保護者の方も、たぶん知らない人も多いと思います。(もし使っていた方がいたら、ごめんなさい!)
私事で恐縮ですが、私の大学時代、近所にオープンする「CDレンタル」の店に驚いて、なんと「CD」が{レンタル」されるんだ〜と、急いでアルバイトを申し込みに行ったところ、今ではとても大きなチェーン店になっているレンタル業専門の商社の方が、開店準備のためにこの電話を使っていることにさらに驚きをもったことを思い出します。

それから考えてみれば30年近くたっているのだなぁと思うと、今やスマホだの音楽配信サービスだのと、当時想像もできなかったものすごい技術の進歩が進んでいるのだなと、畔木先生の自作「ショルダーフォン」から感じてしまいました。

次代を担っているのはまさに目の前にいる生徒の皆さん。
教員のできることは、あくまでその可能性を伸ばしたり、夢を持ったりしながら、将来を思い描くことのお手伝いをすることです。そして、時には叱咤激励をしながら、それを自らの手で受け止められるように本気になって指導していくことだと思います。
この30年の間のテクノロジーの進歩を支えてきたのも、世界の中の同じ人類の誰か。誰かのおかげで、世界は大きく進歩してきました。そして、この地域にもきっとこの進歩に大きく貢献してきた方がいらっしゃると思います。
だから今後、ひょっとしたら安城南中から、未来のこうした技術を生み出す人がいるかもしれませんし、こうしたものを作らせれば誰にも負けない人がでるかもしれません。いや、きっといるんじゃないかな…、そう思えてきました。

将来ある皆さんの未来は、可能性に満ちているんだなって、そう思いました。

「しもしも〜♪」から、ちょっとまじめに皆さんの未来の可能性を語ってしまいました。
お付き合いいただき、ありがとうございます。

ちなみに、畔木先生はリアルタイムの「ショルダーフォン」は、当然ものごころ着いていない世代であったため、知りません。

ジェネレーションギャップを感じて、ちょっと物思いにふけってしまいました。

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