引き継がれるバトン〜3年生からの思いを受け止めて〜
- 公開日
- 2016/07/23
- 更新日
- 2016/07/23
部活動
全国津々浦々、現在中学校では各市町等の大会を勝ち抜けた様々な種目のチームが地区大会や県大会を行い、連日手に汗握る戦いを繰り広げています。そう、甲子園の高校野球もそうですし、インターハイもそうです。吹奏楽などの大会も同じで、中学校も高校も、この時期は全国大会の切符をかけて、そして、全国一位をめざして必死の戦いが行われています。
勝つチームもあれば、負けるチームもあります。当然、全国で負けずにいられるチームはたった1つしかないわけですから、他はみんな悔し涙を流すことになるといってもいいでしょう。それが、厳しいけれども勝負の世界かもしれません。しかし、そこから学んでいったり、そこまで頑張ってきたりしたことを振り返り、自らを褒め称えることもとても大切だと思います。
写真は西三大会の日の夕方。バスケットボール部女子が最後のミーティングを行っていました。その後バレーボール部女子も帰ってきて、同様にミーティングを行っていました。
県通信陸上の前日には、下の写真の陸上部が自分の思いを一人一人語っている場面に出会いました。
ここまでこの学校で頑張ってきた部活動を区切りにする時が、3年生の夏には必ず訪れてしまいます。大好きなスポーツや音楽、種目などであれば、また続きは高校に行ってから取り組めばいいんですが、この仲間で、この安城南中学校で、ともに真剣勝負でプレーをするのは、これが最後。ここまでいろいろな思いで取り組んできた3年生にとっては、万感の思いがあると思います。仲間があり、先生があり、コーチがあり、支えてくれた家族がある。そんなみんなが集まった「チーム」であったからこそ、ここまでこれたんだと思います。3年生の皆さん、本当に今まで、よく頑張りました。
最後に帰り際、「先生、いままでありがとうございました。」と、目を真っ赤にしながら、満面の笑みを浮かべて顧問の先生の所に駆け寄ってきた生徒の姿もありました。こうした言葉が心から出てくる生徒を目の当たりにして、こちらも思わず胸が熱くなりました。
涙を流している先輩、そして、顧問の先生やコーチを前に、その場に共にいた2年生や1年生にも何か伝わるといいなと思いました。
いよいよ主役となった2年生の皆さん、そして、本格的に練習が始まった1年生の皆さん。3年生が全力でプレーをしていたあの姿を思い出し、その思いを受け止め、バトンを引き継いでいるか、つねに考えながら頑張ってほしいなと思います。
さぁ、次は新人戦です。
見せよ、南中魂!興せ、南中旋風!
そんな気持ちを引き継いで、この夏を価値あるものにしてほしいと思います。