コミュニティ・スクールの第一歩を踏み出しました~安城南中学校第1回学校運営協議会を開催しました~
- 公開日
- 2026/04/29
- 更新日
- 2026/04/29
学校日記
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4月22日に安城南中学校図書館において、第1回学校運営協議会が開催されました。
今回は今年度の8名の学校運営協議会委員を安城市教育委員会が任命し、委員内より藤野千秋さんを会長に選出しました。
また、毎週月・木曜日の午前中に格技棟1階にできた「つながりルーム」を運営する地域学校協働活動推進員として2名の方の任命がありました。
安城南中学校は、安城市教育委員会より第Ⅱ期安城市コミュニティ・スクールモデル校として指定を受けました。
そして、令和8年度からコミュニティ・スクール開設を進めることとなりました。
昨年度1年間準備を進め、いよいよ本格的なスタートとなります。
【コミュニティ・スクールって何?】
ちょっと難しいお話ですが、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第47条の5に基づいて、学校運営協議会を設置した学校がコミュニティ・スクールです。
保護者や地域住民等が一定の権限と責任をもって学校運営に参加していく仕組みのことを言います。
校長が作成する「育てたい生徒像」や「目指すべき教育のビジョン」などの学校運営の基本方針を共有し,その目標の実現に向けて協働する仕組みのある学校のことをコミュニティ・スクール(以下CS)と呼んでいます。
今まで学校のことは学校で進め、学校が生徒の皆さんの成長や伸びるべき方向性について考え、担っていました。
これからは学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図ろうとするための有効な仕組みとなります。
【学校運営協議会って何?】
今回は、CSを展開するにあたり、第1回目となる学校運営協議会が行われました。
今回開催された協議会には、主に3つの役割があります。
校長が作成する学校運営の基本方針を承認し、学校運営について教育委員会又は校長に意見を述べることができ、教職員任用や教育委員会規則で定める事項について、教育委員会に意見を述べることができることです。
【どんなことが話し合われたの?】
新たに着任した校長より、安城南中学校の広範な学区(16町内会、5小学校)を「one南中~ひとつになろう~」という大きな今後の方向性を掲げ、少しずつ数年かけて安城南中学校のCSらしい独自のスタイルを築いていく方針が示されました。
中学校でCSが展開される意義として、中学生は心が揺れ動く多感な時期であり、親だけでなく多様な大人との関わりが重要であると校長は話しました。
現代こそ学校と地域が協力して子どもを支える手段としてCSが重視されるものの、成功には5年、10年といった長期的な視点が必要だと考えています。
また、学校経営方針として、「命を大切に生きる」のテーマのもと、同年齢である学級・学年の生徒とのつながりはもちろんのこと、異年齢・異学年のつながりを促進するため「縦割り団」などの活動、地域連携・公民連携による、異世代での対話やかかわり・つながりを大事にするために、特に画一的な見方で社会の変化に対応できないととらえられてしまう子どもたちの気持ちを緩やかのするべく、教員、保護者、地域が連携して関わることが重要であるという話がありました。
そして、地域連携室を「つながりルーム」、地域学校協働活動推進員を「つながりリーダー」、地域連携担当教職員を「つながりティーチャー」という愛称を付けました。
学校から地域へ(学校発): PTAの展開してきた「oneボランティア」を地域に拡大していき、つながりリーダー経由でスマイルサポーター(地域協力者)に協力を要請していきます。
募集の方法等は今後、保護者や地域の皆様、そしてなにより生徒の皆さんに分かりやすく示していきたいと思います。
【もう一つのカギ、地域学校協働活動って何?】
実は、CSにはもうひとつ、地域との懸け橋やつながりとなる大事な活動もあります。
それは、「地域学校協働活動」です。
漢字ばっかりのネーミングで、共同ではなく、協同でもなく、協働です。
これは、地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業など、幅広い地域住民が参加し、地域全体で子供たちの学びや成長を支えることを目的とした活動です。
「学校を核とした地域づくり」を目指しています。
そして、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行われます。
このあたりについてはまだ十分寝られていないところもあります。
今後、本校の生徒や教職員の意識を変えていくことも含め、どんなことができるのか考えていきたいと思います。
壮大な学区である安城南中学校です。
「one南中」としてすべてを南中でまとめるのという意識ではなく、私たちの心の中にある自身の町やふるさと、小学校区などを「HOME(ホーム)」と思えるような意識情勢や、地域に帰る・地域に還る・地域を変える活動の素地を学校が作り、その思いを地域で展開できるような受け皿づくりを次第に多くの地域で展開してくれるようになれば、きっとそれぞれが故郷を大事にし、南中学校区がひとつになる「one南中」の展開ができてくるのだと思います。
でもこれは、ゼロからのスタート。
会長・校長がタッグを組んで、いろいろと考えていきたいと思います。
今後、安城南中はCSや地域学校協働活動において具体的にはどんなことをするのでしょうか?
また、つながりルームはどんな展開をしていけばよいのでしょうか。
実は「こうあるべき」という細かいきまりはありません。
それぞれの学校や地域の特徴、学校での学びや地域で学びを広げる可能性、そのた様々なその学校・地域のより良い部分を互いに伸ばしていくような活動を進めていくものです。
でも、児童生徒も地域も生き生き活動し、大きな成果を挙げているような先進事例は下記に示したような全国での様々な取り組みがあります。
安城南中学校ならではのオリジナルがきっと今後生まれてくると思います。
ぜひ皆様と一緒に築き上げていきたいと思います。
「学校と地域でつくる学びの未来」(文部科学省ウェブサイト内)のCSの取り組みをご覧ください
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)文部科学省ウェブサイト
地域学校協働本部推進事業(愛知県教育委員会ウェブサイト)
今後とも、よろしくお願いいたします。