4年生 理科 姿を変える水(その2)
- 公開日
- 2020/02/19
- 更新日
- 2020/02/25
4年生
水を熱したときに出る泡の正体を確かめました。アルミ箔に小さな穴を開け、沸騰してきたところを観察すると、湯気が出てきました。よくよく見ると穴とアルミ箔の間には何も見えない部分がありました。試験管を近づけたり、ビーカーの中に入れてみると、水滴がつきました。見えなかった部分は水蒸気と言って、水が姿を変えたものだということを知りました。湯気は水蒸気が冷やされて小さな水の粒になったため見えているので、水蒸気とは違います。湯気は見えるけれど、水蒸気は見えないことが分かりました。
次に、水蒸気を小さなビニール袋に集めてみました。水が沸騰してビーカーの中に大きな泡がたち始めると、ビニール袋がパンパンに膨らみました。水は水蒸気になると体積が1700倍になるそうです。さっきの実験で、水蒸気は目に見えないことをしっかり確認できたので、袋がくもってきたのは、水蒸気が冷やされて見えるようになったのだと、すぐに気づきました。火を消すと袋はしぼみ、その中にはたくさんの水滴がつきました。
最後に、丸形フラスコに少し水を入れ、チューブを通したゴム栓をしてその先を水槽に入れてみました。フラスコを熱すると、初めは空気の泡が水面まで浮かび上がってきました。でも沸騰した後の泡は水面まで浮かびませんでした。これは水蒸気の泡で、冷やされて周りの水と一緒になってしまったのだと分かりました。熱するのをやめると、勢いよく水がフラスコの中に逆流しました。歓声が上がりました。こんな体験を通して、理科は面白いと思う子が増えるといいと思います。