学校日記

12月1日(月)人権集会

公開日
2025/12/01
更新日
2025/12/01

学校行事

本日は、人権集会を行いました。感染症や発熱等での欠席が増えてきたことから、テレビ放送で行いました。

校長先生から、人権についての次のような講話がありました。

・きずなアンケートで、「あなたはだれかにいじめられていますか」という質問はあっても、「あなたはだれかをいじめていますか」という質問はない。いじめているかと聞かれても、きっと〇を付ける子は少ないだろう。それは、いじめていることに気が付いていない場合が多くあるから。だからこそ、自分の言った言葉で誰かが嫌な思いをしていないかな、傷つけていないかな、ということを常に考えながら学校生活を送ってほしいこと。

・12月10日は世界人権デー。4日~10日は人権週間。人権は「人が人として、社会で決められたルールの中で自由に考え、自由に行動でき、明るく楽しい生活をすることがでる権利」であること。

・「デフリンピック」は、耳に障がいがある人たちのスポーツの大会。耳が聞こえないため、スタートや反則の合図のホイッスルが聞こえない。そのため、スポーツや大会をする上でいろいろな工夫がされている。選手が力を発揮できるよう様々な工夫がされる中で、日本選手は、メダルの数51個と大活躍した。

・3年生の総合学習でお招きした聴覚障害のある藤田さんも、耳が聞こえないことで声に出して話をすることはできないけれども、手話や文字を書くことで、いろいろな人と会話をしている。

 講話の最後に、ある中学生が書いた作文「母の心」を朗読しました。聴覚障害のある母についての作文です。「みんなはお母さんに、宿題をしなさいとか言われてうるさいと思っているけれど、私は母から言われないのでみんながうらやましい」「私は母の声を聞けないと思っていたが、母も私の声を聞けない。母は我が子の声を聞くことを一番の願いと思ってくれている」といった言葉に、きっと子どもたちは感じるものがあったのだと思います。低学年の子も高学年の子も、真剣に朗読を聞いていました。