3年生の道徳の一場面から~ローテーション道徳とはなんですか?~
- 公開日
- 2025/06/10
- 更新日
- 2025/06/10
3年生
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月曜日の5時間目は、3年生は全学級で道徳を展開しています。
そして本校は、道徳の時間に「ローテーション道徳」を導入しています。
「ローテーション道徳?」「なにそれ?」と思われる方もいるかもしれません。
ローテーションですので、まわります。
各学年の先生方としては、担任の先生に加え、日本語適応指導教室の学年担当の先生、教科指導の先生などがいらっしゃいます。
それらの学級数を超える先生方が集まり、1つの教材を決めて、同じ授業を各学級で順番に行います。
空きの先生方は自身の学級も含めてフリーで回ることで、ティームティーチングでの授業も展開できます。
この日は3年生のローテーション道徳が展開されていました。
道徳性を様々な視点を育むためには、多くの先生方は子どもたちとかかわり、学習を展開することも大切です。
異なる教師がそれぞれの専門性や経験に基づいて道徳の授業を担当すれば、子どもたちは多様な考え方や価値観に触れる機会が増え、固定観念に囚われない柔軟な思考力を養うことができます。
また、子供一人一人の興味・関心の喚起にもつながります。
教師ごとに授業の進め方や教材が異なることは、子どもたちにとっては実に新鮮な気持ちになります。
道徳の学習に意欲的に学ぶことが期待できます。
あわせて、複数の教師が道徳教育に携わることで、互いの実践から学び合い、授業改善に繋がる知見を共有する機会が増えます。
さらには、道徳性の醸成について、ここの子どもたちの成長に関する確認を複数の先生方でも確認し合えます。
これにより、学校全体の道徳教育の質を高めることができていきます。
同じ授業でも異なる反応が各学級からあることで、教師も発問の仕方などを工夫する「改善」を容易にすることができます。
複数の教師で分担することで見合う時間もでき、事前準備時間も確保できます。
従って、より質の高い授業を提供できるようになります。
学校の先生みんなで、子供たちの「自律」の素地を整え、やがて「自立」していけるように様々な学びの場を設けています。