学校日記

1年生「タブレット貸与親子説明会」でお話ししたこと

公開日
2025/05/17
更新日
2025/05/17

学校日記

本日は休業日のため、予約送信にて失礼します。
本校は昨日、1年生に安城市教育委員会から貸与されているマイタブレット一式を渡し、あわせておうちの方にもお越しいただいて確認しました。
また、同日緊急時の引き取り方法の確認をしたうえで、1年生の引き取り訓練を行い、徒歩や自家用車で児童を引き取っていただきました。
ご協力に深く感謝申し上げます。

1年生も同席のことですのでそれほど長くお話はできません。
そこで、校長は保護者の皆様に、安城市の安城市/GIGAスクール(マイタブレット)のPDFにも示される、「使用するうえで守っていただきたいこと」を中心としたお話をさせていただきました。
まず、タブレットは貸与品です。
子供達には「Switchより高いですよ」と例を挙げながら、大切に扱ってほしいことを伝えました。
また、安城市のタブレット活用が、文部科学省の推奨している持ち帰る方式を取り入れています。
家庭学習でも活用すること、使用後充電等を忘れないでほしいことも伝えました。
そして、既に本校でも音読の宿題をタブレットで提出する、タブレットでの課題を自分で選択して行うなどの方法をとっています。
「学習のためのツールとして」しっかり活用できるようにしてほしいことを伝えました。
また、Youtubeをずっと見ていてよいとはどこにも書いてありませんよと伝えています。
学習ツールなので、保護者の方は「必ず」中を見て、学習の進捗状況などをチェックしてくださいとも伝えました。
モラル面も伝えました。
他人のタブレットを勝手にのぞいたり、IDやパスワードを伝えないことなども、ご家庭でも指導してほしいと伝えました。

そのうえで、
「各家庭での価値観はまちまちです。今後、中学生高校生となり、様々な電子機器をもつようになると思います。」
「デジタルによるトラブルなど、情報モラルについては、各家庭がしっかりとルール作りをしていかないといけません。」
「しっかりと利用について話をしてください。」
「学校では『スマホを買ってください』とか『LINEで連絡を取り合ってください』などの話は一切しません。」
「情報モラルは各家庭でしっかりとルールをきめ、しっかりと保護者として確認をとる責任を持ちましょう。」
と伝えました。
本校の子供達はカナ打ちからローマ字打ちに変わり、キーボードを打つことのものすごい速い子もたくさん出ていることも伝えました。
本校は特にそれは顕著だと思います。
それでも、この子たちが大きくなって社会の主役になった時には、もっと別のツールが世の中で利用されているかもしれないことなど、未来の話もしました。
そのうえで、このタブレットで学ぶことは、「タブレットの習得」ではありません。
あくまでツールとして活用したうえで、自分の学ぶ力を高めることが目的です。
タブレットに翻弄されないことをお伝えしました。

本校は今年度より、1年生と4年生に対して、デジタルシティズンシップ教育の中でも「情報モラル」の分野に関して、全体指導を行うこととしました。
まずは、新たに安城市教育委員会からの貸与タブレットを配付する1年生には、その配付目的を保護者と共通理解し、学習材としての利用を確認することをします。

そして、貸与したタブレット以外にも電子機器・通信機器等様々なICT関係ツールを扱う可能性のある4年生には、それぞれの価値観の違い、情報に関する認識の違い、各家庭のモラルの基準の違いなどをしっかりと把握してもらったうえで、出した画像等の情報が消えないことや、相手を誹謗中傷することは犯罪であることなど、より突っ込んだ話を早い段階ですることとしています。また、今年度はその過渡期であるため、それより上の学年でも順次開催する予定で、6年生での実施も既に決まっています。4年生・6年生の情報モラル指導は、キャッチネットワークの協力のもと行ってまいります。
保護者の皆様が小学生の時には、学校にコンピュータ室が設置されたり、フロッピーディスクなどで画像を撮ってパソコンに取り込んだりした学習なども展開されたと思います。教育では常に、次代を生きる子供達が、あくまで「学ぶ」支えになるためのツールとしてこれまでもデジタル機器を活用してきました。その流れでいけば、現在の文部科学省のGIGAスクール構想の下での一人一台端末貸与もご理解いただけることと思います。
また、二本木小学校は市内でも一番初めに現在の学校ホームページの運用を始め、平成27年度より、安城市内の学校より先行してタブレット端末を41台導入して学習に取り組むための文部科学省の事業に参加(三河安城小・安城西中とともに)するなど、ICT・デジタル機器の教育的な活用については常に市内の先端で取り組んでいます。
本校では引き続き、こうした点でも保護者の皆様との協力や理解のもとで、積極的にICTを活用した教育を展開していきたいと思います。