学校日記

三河地震から80年~1945年1月13日、第二次世界大戦下でこの地区は震災に遭いました~

公開日
2025/01/13
更新日
2025/01/13

学校日記

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安城市教育センター所報「卒啄(そったく:そつは口に卒)」第163号。
本校5年生総合的な学習の時間の取り組み「めざせ防災パイロット」が紹介されています。
本校では5年生に防災にかかわる総合的な学習の時間での学びを展開しています。
ちょっと写真の字は小さいのですが、市役所等に行った際にこの所報を見かけたらぜひご覧ください。

本日は、1月13日。
80年前のこの日、三河地震が発生しました。

三河地震(Wikipediaに飛びます)は、1945年(昭和20年)1月13日午前3時38分に発生。
渥美湾を震源としたマグニチュード6.8の内陸直下型地震でした。

安城市域を含む岡崎平野南部や三ヶ根山地周辺に局地的な大被害をもたらしました。
安城市域における最大震度は「7」相当。
安城市域における死者は「428人」。
全壊住宅は「1318棟」だったそうです。

(西尾市域も含め、当時の写真が情報統制下で本当に資料が残っていないそうです。)
そちらも参考にして概要を把握していただければと思います。

また、戦争時での大きな地震でした。
以前もお伝えしましたが昭和東南海地震がその1か月前に発生しました。
このため、この地域では短期間で2度にわたる被害を受けています。
情報統制下ですがいたたまれない事故も起きています。
西尾市の寺院では名古屋市より疎開していた児童(大井国民学校・現在は統合され平和小学校)が地震により寺院が倒壊して亡くなっています。
名古屋大学減災連携研究センター「見てみよう!歴史地震記録と旬のあいち(2016年1月版)」の資料(リンク先PDFに飛びます)に詳細が書かれています。

あれから80年が経ちます。
南海トラフ臨時情報が今年初めて出されています。
本校でも臨時情報に関する「南海トラフ地震臨時情報に関する二本木小学校の対応について」を示しました。
地震予防の制度は整えられ、その精度も向上しております。
しかし、いざ地震が発生した際に自分や家族の命を守ることは何よりも日頃の備えが大切になります。

地震には周期があるといわれております。
前回も昭和東南海地震と三河地震の1ヶ月ほどしか違わない発生が気になるところでもあります。
先月の広報「あんじょう」では、三河地震から80年 ~地震への備えは大丈夫ですか~(リンク先PDFへ飛びます)として特集しています。
ぜひご覧ください。

そして、今週末の1月19日(日)まで、歴史博物館では特別展「地震と災難-宝永地震から三河地震まで-」(リンク先に飛びます)が開催されています。
いかにこの地域に地震が多く発生しているか、そして、多くの被害が出ているかを理解する機会となるかと思います。
被害の甚大であった西尾市においても一色学びの館にて「三河地震から80年 地震と戦争」(リンク先に飛びます)が開催されています。



もしよろしければ、安城市歴史博物館の特別展等に足を運ばれてはと思います。
今年は、三河地震発生80年(1月13日)、阪神淡路大震災発生30年(1月17日)の年。そして、戦争終結80年の年です。