愛知県福祉局児童家庭課では、子どもたちがヤングケアラーについて理解を深めることで、必要に応じて自ら相談できるよう、子ども向け啓発パンフレット「知っていますか？ヤングケアラーのこと」を作成しています。このたび、小学校5年生向けにこのパンフレットの配付がありました。

あわせて愛知県では、同パンフレットの内容と動画を通して、ヤングケアラー啓発パンフレット「知っていますか？ヤングケアラーのこと」として県公式ウェブサイトにも掲載しております。
ここで、このパンフレットと映像に関する内容をお知らせしますので、ぜひご覧いただければ嬉しく思います。
「ヤングケアラー」とは、パンフレットにもありますが、困っている家族の代わりに家事などを行っていたり、家庭の事情で、家族の中で大人がするような役割を担っていたりする状態の人のことを指しています。
家のこと頑張っているという人は、困ったことやしんどいこともあると思います。
まず大事なことは、「困った時には力になる人がまわりにいるよ」ということです。
家のことや家族のことで何か悩み事があったら、一人で抱え込まずに誰か信頼できる人（担任の先生など）に相談してください。
次に大事なことは、「困っている人がいたら、ぜひ聞いてね。先生などにも話してくれると嬉しいね。」です。
もし、友達からヤングケアラーに関わる相談を受けることがあったら、「特別なことをしてあげなくてはならない」とは思わず、話を聞いてあげてください。
どうして良いか分からない場合には、大人（担任の先生、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど）に相談してください。
そして最も大事なことは、「いろいろな立場の方が支えてくれるかもしれないよ。相談してね。」です。
市役所には、無料で相談でき、家族の助けになるような役に立つ制度を紹介してもらえる場合もあります。
ぜひこうした機関等を紹介するためにも、学校にも頼ってみてください。
愛知県の公式ウェブサイトには、動画「知っていますか？ヤングケアラーのこと」 小学生版もありますので、こちらもぜひご覧ください。
以上、お知らせでした。