3年生、はあとタイムの大冒険
- 公開日
- 2023/09/15
- 更新日
- 2023/09/15
3年生
3年生では総合的な学習の時間で、「オリンピック・パラリンピック」について学びました。
特に「パラリンピック」に関して学び、1学期はボッチャで盛り上がりました。
現在は体に不自由がある皆さんにとって、この町は過ごしやすい場所となっているかということに話題が移っているようです。
学級では、そんな体に不自由がある人はどんな苦労をしているのか、一度経験をした方がいいのではないかという話になりました。
そんななか、体験のために校外で活動することや、いろいろと必要なものを、校長先生にお願いしよう!買ってもらおう!(*_*)ということになりました。
昼放課、校長室前でドキドキしながら「どうやって入ればいい?」と先生に聞いています。
みんなでけんけんがくがく話しています。
するとある子が、「これ、みんな校長先生に消えてるんじゃない?」なんて言っている声が。
(はいはい、聞こえていますよ!(^^)!)
「失礼します」
意を決して、恐る恐る入ってくる子供たち。
改まって入ってくるのは、なかなか経験がないこと。
ソファーに案内されると、「えっ?い、いいんですか?」と、子供らしからぬ謙遜した態度に微笑ましく思いました。
お願いはこんな感じでした。
「駅のからだの不自由な方のための工夫を知りたいので学校の外に勉強に行ってもいいですか。」
いいけど、どこの駅にするかを決めてから(本校区付近には3つの駅があります)、安全を考えていかないといけないので、ちゃんとJRの方にお願いしないとね。
「車いすの体験をしたいんですけど、車いすを36台(えっ!)用意できますか?」
学校には1台あるけど、他のは借りないといけないね。でも、36台もいるの?
…すると、4人1組がいいのかなぁ、2人1組でのいいのかなぁなんて考えていました。
「目の不自由な人のことを考えるためにアイマスクがいるので買ってもらえますか?」
う〜ん、ひとつ400円として、例えばクラス分で50個買ったらいくらになるのかなぁ。
…一生懸命計算して、どこか貸してもらえるところがないか考えていました。
ということで、校長先生との相談は終わり。
3年生、はあとタイムの大冒険は、こうして幕を閉じたのでした。
一緒にいる先生も、子供たちの発言に大笑いしたり、まじめに聞いたり。
前向きな取り組みをする子供たちと共に、楽しいひとときを過ごしました。