【愛知県警からのお知らせ】自撮被害などから子どもを守る、AIアプリ「コドマモ」についての紹介です
- 公開日
- 2023/06/29
- 更新日
- 2023/06/29
おしらせ
愛知県警察本部より、愛知県教育委員会を通じて紹介依頼がありました。
安心して子供にスマートフォンを使ってもらうためのAIで子供を守るアプリ、「コドマモ」についての紹介です。
残念ながら、全校の子供たちに配布するカラー刷りのチラシ等がありません。
このため、本校公式ウェブサイトにその情報を提供しますので、ぜひご一読ください。
「コドマモ」は、自撮り被害と呼ばれる、子供たちがSNSなどでのやり取りによって、自分の不適切な写真を撮影したり、保存したりした際、注意喚起と保護者への通知がされるアプリです。
保護者の責任においてスマートフォンを持たせているご家庭として、検討する価値が高いと考え、ここで紹介します。
愛知県警察本部では、子供たち自身が性的な自画撮りをして送信してしまうという被害が増える状況がありました。
2021年秋にこうした被害を防止する策について、起業家を育成するプロジェクト団体「Tongali」に相談をしました。
参画している藤田医科大学が名乗りをあげ、産学官の連携のもと、本アプリの開発プロジェクトが始まりました。
その後、ワークショップ、実証実験等の研究試行を重ね、自画撮り被害防止アプリ「コドマモ」を完成させたそうです。
「コドマモ」とは、子供が、わいせつな画像をスマートフォンで撮影・保存した際、AIが撮影データを判別し、画像を削除するよう促す通知が表示されるとともに保護者に通知されるシステムです。
このアプリはスマートフォンにインストールすることで画像フォルダとアプリが連係し、撮影データが画像フォルダに保存される際にAIが判別するため、あらゆるアプリ内の撮影機能により撮影した場合であっても判別可能となるそうです。
以下、愛知県警察本部「コドマモ」紹介ページです。
詳細の書かれたPDF(愛知県警察本部提供)はこちらです。
また、こちらが「コドマモ」公式サイトです。
このアプリ開発の経緯等については、中部日本放送(CBC-TBS)のニュース、NHKのニュースを始め、多くのメディアでも紹介されています。
本校も、こうした報道がされた4月の時点で関係機関にも相談し、保護者への周知の方法について問い合わせ、情報提供を進めていたところです。
本校ができるのは、子供たちへの「注意喚起」や「情報モラル教育」の推進という、「リスクマネジメント」です。
子供たちへの危険が発生する前に、それらを回避する方法や被害を最小限に抑えるうえでの、さまざまな予防策等の対策を講じることです。
一方、保護者の皆様にお願いしたいのは、「クライシスマネジメント」です。
危機は必ず発生するものという前提に立ち、その際に初期対応や二次被害の回避を行うことがとても大切だとされています。
この件で言えば、子供たち自身の身を守るため、何かあった際に被害を最小限に抑える具体的な方策を考えたり、お子様としっかりと約束を強い意志で被害を防ごうとすることを進め、日頃、安心して活用をしてもらうことです。
ぜひ掲載した内容を参考にしていただき、ご家庭での活用を考えていただければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_J6jHSG-4O8&t=181s