学校日記

明治用水の通水〜水の事故防止や農環境保全に努めましょう〜

公開日
2023/05/17
更新日
2023/05/17

学校日記

昨年度の今日、明治用水の水の取り入れ口である豊田市の「頭首工」で大規模な穴が開き、水が漏れていくという漏水(ろうすい)事故がありました。
本日の中日新聞は、あれから1年たつことが書かれていました。
本格的な復旧工事はまだ先ですが、水の取り入れ口での様子は元の風景に戻っているようです。

二本木小学校の卒業生は、安城西中学校や篠目中学校に入学しますが、学校の登下校には田園風景を見かけます。
また、意外と水路が多く、その中にも明治用水が何本も流れている場所にも出会います。

昨年度は安城では当たり前の故郷の風景である水田が危機に瀕していました。
また、保護者の皆様の会社・工場などで水を使われるところも厳しい取水制限があったと聞いています。
地元の農環境・農業資源を守るためにも、産業を支えるうえでも、先人の設計・開発による明治用水の役割が大きいことを改めて感じます。
4年生では明治用水の勉強をしますが、現在3階の掲示板にはその設計者である都築弥厚の漫画が掲示してあります。
こうしたことをとおして、当たり前となっている今の風景が、当たり前ではないことを知る機会に、今日という日の出来事を感じていただけたらと思います。

そして何より、そんな明治用水に水が通水しました。

いままで流れていなかった水路に水が流れています。

今は明治用水自体が暗渠(あんきょ)になっていることが多いです。
そんななか、安城市域で唯一水の流れがわかる場所も、この二本木小学校の校区にあります。

お子様と散歩などを楽しみ、初夏の水の流れを感じながらも、くれぐれも「水の事故」には十分気を付け、お子様にも注意喚起をしていただきたいと思います。

さらに、学区内には住宅地内にもところどころ水田があったり、畑などがあったりもします。
現在、水を張って田植えを待つばかりの場所もあります。
そんなところをお子様と歩きながら、故郷の風景として感じていただきつつ、ごみを捨てたり、環境を悪くしたり、むやみに農地に入ったりすることないよう、声掛けをしていただけたら嬉しく思います。
大切な食料資源であり財産を育てている農家の方にも敬意を表して、ともに地域で過ごせることが大切だと思います。

ぜひ、明治用水の恵みを感じつつ、水難事故の防止と農環境の保全に努めていけるよう、保護者の方々も子どもたちにしっかり声をかけていきましょう。

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