令和7年度の二本木小学校の総括~コミュニティ・スクール創設に向けて Part2~地域全体とチームとなって子どもたちと若者を育てる
- 公開日
- 2026/03/27
- 更新日
- 2026/03/27
学校日記
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コミュニティ・スクールの準備を進めるにあたり、本校PTAにご支援をいただいたのは勿論のことですが、他にも子どもたちを育てる・見守る様々な団体を共創パートナーとして考え、ともに取り組んできました。
地域連携部と称して取り組んできた活動は、次のようなものです。
まずは、NPO法人linkや三河安城商店街振興組合との連携です。
本校でかつて学校を盛り上げていた保護者の方々が、卒業した子どもたちとつながりを持ち続け、まちで気軽に大人と若者・こどもが繋がれる関係を創り上げたいと考えてできた組織がlinkです。時に孤独で不安定で、自身の殻に閉じこもってしまったり、前に進めず、留まることすらおぼつかず、自身の将来を悲観してしまうような青少年も多くあります。悲しい事故等が身近でもきこえてくるなか、linkは地道に中高生や青少年をターゲットにつながりを大切にして、三河安城商店街振興組合との三河安城フェスタや梨の花見などを展開してきました。
そんな地域を盛り上げるイベントを中高生と行うNPO法人linkや三河安城商店街振興組合の活動と連携して、link運営の大切な生命線ともいえる中高生の力を借りて、様々な活動を展開してきました。
大事なのは、「かっこいいお兄さんお姉さんの背中を見せる」こと。
そして、「いつかあんなお兄さんお姉さんになりたい」という憧れを抱かせること。
この2つを目指して、2つの活動を校内で展開しました。
「お化けの学校」(7月・夏休みの土曜日)
校舎内をお化け屋敷に見立てて、中高生が主導となって「お化けの学校」という異弁をと開催し、延べ700名を超える人数が集まりました。
10年前にPTAが行っていたものをNPO法人linkの皆さんが中心となって復元させ、親子連れで学校内がとても盛り上がりました。
お化け屋敷の動線の終わりには夏の宵に親しく談笑する保護者の輪があり、その先には町内会主催の盆踊り大会もありましたので、そちらも大盛況となりました。
駐車場も解放したところ、セットで親子で訪れる方も多くなりました。
町の活動自体も大いに盛り上がることとなり、中高生も自信をもって何事にも取り組んでいる姿がみ受けられるようになりました。
小学生も、今度は準備する側に回ってみたいと言っていました。
「二本木⭐イルミネーション2025」(12月・冬休み前の土曜日)
以前町内でイルミネーションを回収し、町内会で行っていたものの、運営の方針が変わって実施しなくなったことをお聞きしました。そこで、こちらも中高生の発想やアイデアを借りて、12月から2月まで、ちょうど児童が児童クラブでの帰宅が暗くなる時間帯に、親と共に帰る児童がワクワクできるようにと考えて実施しました。点灯式は土曜日に設定したのに100名以上の子どもたちや保護者が集まりました。司会なども全て高校生が行い、大いに盛り上げてくれました。
次に、二本木連合町内会・二本木日昇会・日昇クラブ(老人クラブ)との連携です。
本校区と梨の里小学区は、二本木連合町内会によりラジオ体操を365日行っております。
そのうちの夏休みのラジオ体操(7・8月朝6時30分より)について、特に町内会の皆さんが子どもたちをさそってくれました。
それをきっかけに、小学生は親と共にラジオ体操に参加を、篠目中学校からはボランティアで運営協力をお願いしました。
すると、大変多くの皆さんが集まり、結果として地域との連携をつなげることとなりました。
こうした成果は「全国小学生ラジオ体操コンクール」で本校が「ルーキー賞」を受賞することとなりました。
でも、本校の表彰よりも嬉しかったのは、1月に学校で表彰式を行うにあたり、地域の方をお呼びしたところ、わざわざ子どもたちが体操を推進されていた方のところに朝行って、「手紙書いたから、式に来てね」と言ってくれたそうです。
お化けの学校、イルミネーションとはまた違う中学生のボランティアのメンバーの姿をみて、それに憧れる子どもたち。
やさしく声をかける大人と顔見知りになり、帰りがけにあいさつを交わす子どもたち。
すてきな光景が、たくさん生まれてきました。
このほかの団体等との連携や学校での団体活動の支援も行ってきました。
linkの皆さんは、毎月末の日曜日の午後、子どもたちが何となく不安を感じたり、何となく過ごしていたりする時に、駄弁る場所があるとよいなぁということで、これまでも公民館等で「駄弁る会」を催してきました。今年度途中からはその多くを本校の時期コミュニティ・スクールの連携ルームで行うようにしました。
場所はかつてのスタジオです。
秘密基地感も満載で(!)、多くの高校生で賑わうようになりました。
お菓子を食べたりジュースを飲んだり、時には猛勉強していたりする姿もあります。
ちょっとした不安を解消すること、誰かがあなたのそばにいるよということを、常にさらりと触れられる場所になっています。
子供会の活動も、再び盛り上がってきています。
活動の一部を学校で行うなどしておりますが、今後コミュニティ・スクールとの連携でどのようなものができるか、第2フェーズとなった時には大いに検討できるところです。この他にも、具体的にコミュニティ・スクールが始まってからのことになりますが、学校を会場としての児童のための様々な活動について支援をしたり、場所を提供したりして、児童の地域での活動が盛り上がるように計画を立てていきます。
また、地域にアリーナを建設するシーホース三河を始めとする地域スポーツ団体等の連携等、多くのかかわりと公民連携・民間企業との教育連携を進めていきます。
子どもたちのために、本当に頑張ってくれている方が、地元には、地域には、たくさんいるんだということを実感しています。
ぜひ皆さんはそうした現場にも子どもたちと共に足を運んで楽しんでいただき、誰が取り組んでくれているのか、真の勇者をその目で確認してくれればと思います。
そこには、つい先日まで小学校で元気に過ごしていた中学生や、ちょっと立派になってお兄さんお姉さんになっている高校生の姿を見るでしょう。
そして、そんな青少年を温かく見守り育てる、ふだんは様々な仕事をしているような地域の大人、ふだん何となくご近所なのは知っているおじいちゃんやおばあちゃんなどが、生き生きと子どもとお話をしていたり、温かく子どもたちを見守っている姿を見ることでしょう。
彼等こそが真の勇者であり、コミュニティ・スクールを共に創り上げたい立役者であることを、私たちは強く認識しています。
そうした方々にとって双方がWIN-WINならぬ、HAPPY-HAPPYになるように、相互に活動を支援していくことが大切だと感じています。
次年度も、こうした活動を、ともに展開してければ嬉しいと思っています。