学校日記

あの頃の小学校での情熱を次の世代の力に~高校生がかつてあった二本木小マーチングバンドの楽器をメンテナンスしたよ~

公開日
2025/08/26
更新日
2025/08/26

学校日記

令和9年度から始まる二本木小学校コミュニティ・スクール。
メインは、明日の力である本校区中高生の力やアイデアを生かすことです。
そんな中高生が小学生にとっての憧れの先輩となることを期待しています。
それと同時に、自分たちの取り組みを支え、悩みを聞いてくれる頼れる大人の存在に気づくことも大切な役割です。
大人はサポーターとなり、聞き役となり、常に近くに寄り添います。
小学生はそんな大人や先輩のいるこの地域を「ふるさと」と感じ、まっすぐ育っていってくれるはずでしょう。
そんな期待をしています。

前回の「お化けの学校👻」も、jこうした力を結集するものでした。
その活動に続いて、すでに高校生が新たな動きをしてくれています。

新たに高校生が立ち上げたのは
「二本木小学校にあるマーチングの楽器を小学生に活用してもらおう」
そんな活動です。

二本木小学校には、現在の高校3年生の子の世代まで、マーチングバンドが存在していました。
令和元年度ということになるのでしょうか。
しかし、コロナ禍以降はこうした活動は学校では行われなくなりました。

でも、楽器は今でも学校にあります。

そこで、いつかこの楽器を使って、マーチングって楽しいよ!ってことが体験できる活動を展開したいと高校生が考えました。
とは言ってもなかなか難しい話です。
まずは使えるか、メンテナンスしてみないとわかりません。
そこで、「お化けの学校👻」でも活躍した地域の大人が中高生を支える団体「まちかどネットワークlink」の皆さんがアイデアを考えだしました。
「よしっ!楽器体験会をしよう!」
でも、ふだんの授業時間ではなかなか時間もとれませんし、肝心の高校生も参加できません。
さらには、おうちの方もその様子を見ることができません。
そこで、私たちのコミュニティ・スクール創設のパートナーとなってくれている三河安城商店街振興組合とまちかどネットワークlinkの皆さんなどで主催されて運営している、例年開催の「三河安城フェスタ」のいちコーナーとして、高校生が小学生などに向けて楽器体験会をしたらどうか…という話になりました。

ねっ、面白そうでしよ?

そこで、本当に楽器は使えるものなのか、もしくは、使えるようになるのか…。
今日はそのためのメンテナンスや学期診断をするために、小学校に集まって高校生の皆さんで行いました。
なんと!参加者10名越えです!
中学校・高校で青春を吹奏楽にささげてきた人たちもいます。
みんなでワイワイ楽しみながら、小学校の時のマーチングの話にも花が咲きました。

そして、ひとつひとつの楽器を思い出と共に丁寧に磨き、手入れをしていきます。

あっ!これ、いけるね!
楽器がみるみるよみがえってきました。

小学生の皆さん、ぜひ「三河安城フェスタ」を楽しみにしていてください。

こちらも二本木小学校コミュニティ・スクールのプレ事業としても協力をして展開させていきます。

ぞくぞくと中高生のアイデアと大人の支援によって展開されていく本校のコミュニティ・スクールの構想・企画とアイデアでの取り組み。
ぜひ今後も期待をしていてくださいね。