学校日記

2/17 石黒由美子さんによる卒業講話が行われました

公開日
2012/02/17
更新日
2012/02/17

日々のできごと

 3年生の卒業講話が、北京オリンピック・シンクロナイズドスイミング日本代表の石黒由美子さんをお迎えして行われました。昨秋、市内で行われた石黒さんの講演会に本校職員が数名参加し、「ぜひ、東山中生にも聞かせたい」という思いが高まり、無理を言って石黒さんに来ていただきました。
 石黒さんについては、オリンピック出場の際、テレビや新聞でも大きく取り上げられました。小学2年生の時、停車中の石黒さんが乗った軽自動車に、若者の運転する自動車が猛スピードで正面から激突しました。これにより、石黒さんは顔面粉砕骨折、網膜剥離、手足の骨折等の大けがを負いました。顔だけで540針、口の中は260針も縫った石黒さん。当初は目も見えず、耳も聞こえなかったそうです。
 そうした中から、常に前向きに「夢ノート」に自分の夢を書き続け、それをかなえていった石黒さん。彼女を支えたのは、お母さんのポジティブな思考と励ましでした。三半規管の損傷で真っ直ぐ泳ぐこともままならない石黒さんが、強い気持ちをもって「オリンピックに出る」という夢を叶えるまでの話を、生徒たちは真剣なまなざしで聞き入っていました。
 「一番心に残ったのは『今の現状なんかで未来は決まらない。今をどう生きるかで未来は変わる』ということばでした」「夢を持ち続けることの大切さ、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを改めて感じました」「今までで一番心に染みる講演会でした」といった感想が聞かれました。
 石黒さんの著書「奇跡の夢ノート」は、1年生から3年生までの各学級に置く予定です。未来に向かって羽ばたこうとする生徒たちに、「精一杯生きよう!」という気持ちを高めてくださった石黒由美子さんに、深く感謝申し上げます。

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