学校日記

3.11〜10年前の忘れてはいけない日を心に刻む〜

公開日
2021/03/11
更新日
2021/03/11

日々のできごと

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10年前の今日、午後2時46分。
私たちはこの日を忘れていません。
そして、これからも忘れません…。

東日本大震災が発生して10年がたちました。
たくさんの犠牲者の方が、地震そのものの被災や、津波での被災により、尊い命を落としました。
NHKの調べでは、今日までに死者・行方不明者は18425人を数え、避難生活等により亡くなった「震災関連死」も含めると、22200人もいるそうです。
また、現在も津波や原子力発電所等の関係で未だに避難を余儀なくされている方々も、復興庁の調べでは全国で41000人おり、故郷に帰れない方は、現在も全国47都道府県928市区町村にそれぞれ散らばっているそうです。

10年前の今日あった出来事を、生徒の皆さんに強く思いを持ってもらえたかどうかはわかりませんが、本校では本日、ささやかながら、できうる限りの東日本大震災を振り返る取り組みを行いました。
昼の放送では、被災地出身で、現在も親戚が被災地に住んでいる先生にお話をお願いしました。
震災当日、小学被災した小学生の状況やその思いについてお話しいただき、「生きていること」の大切さ、「命」を守ることの大切さについて強く語っていただきました。
また、各担任の先生からも様々な形で震災に関して、お話をいただきました。
朝、黒板にメッセージを書いていた先生もいらっしゃいました。
さらに、本日は帰りの時間が通常より早かったこともありますが、帰りのST時に、放送にて震災により被災され亡くなられた方への哀悼の意を表すために、黙祷を捧げました。

早朝、掲揚塔に半旗が揚がるのを見て、10年前にメディアから流れる映像等を目の当たりにし、何できずもどかしい気持ちでいっぱいになったことを思い出しました。
なかには、東北地方に親戚がいる生徒の皆さん、東北出身の保護者の方もいることと思います。こうした皆様にとっては、この10年に対する思いは想像をはるかに超える辛さや思いもあろうかと思います。
10年はあまりに長く、そして、一瞬で駆け抜けたという感じがします。

そして私たちは、それでも前を向いて進んでいかなければいけません。

改めて、3.11を忘れず、命を守る大切さを強く思っていてほしい。

生徒の皆さんが今日、そんな気持ちになってくれればと思います。