学校日記

今後の通学時の安全確保等の徹底について

公開日
2020/06/22
更新日
2020/06/22

日々のできごと

6月19日の登校時に発生した交通事故により、本校の一人の尊い命が奪われました。
本校生徒・職員を始め保護者・地域の皆様も、大切な仲間が二度と戻ってこないという事実を目の当たりにし、深い悲しみに包まれています。
このたび、一番悲しみに暮れているご家族から、正しく交通ルールを守ったうえでこの事故が引き起こされていることを受け、学校において生徒自身の防衛を意識した交通安全指導の徹底と再発防止に努めてほしいとの言葉がありました。
この言葉を受け、学校では防衛を意識した交通安全指導を積極的に推進するとともに、学校としても再発防止策を講じ、生徒自身を守るためにできる環境整備や注意喚起・危険な運転まで考慮した通学路の確認・再検討等、ドライバーの不注意を発生させず、なおかつ命を守る方策を考えて行政等にも働きかけ、更なる事故防止に努めていきたいと思います。
例えば、道路環境の劣悪な点や事故多発地帯について通学路を調査するだけでなく、道路環境が整っており、見通しの良い状況であっても、ドライバー等の不注意により事故が引き起こされる可能性がある点まで意識して再調査し、いわゆる「ヒヤリハット」が起きている地点については、町内会等の地域と協力したり、PTAと共同で活動を依頼したりしながら、通学路であることを明確に示す表示や道路塗装、環境整備等を進めるよう働きかけていきたいと思います。また、登下校時の見守り活動や通学路の見通しを妨げる除草活動等、地域・保護者の皆様の力を借りて進めていく方策を考え、さらには変更等を含めたより安全な通学路を求めるなど、生徒の登下校の安全確保について充実を図ってまいりたいと思います。
どれだけ策を施しても、一人の尊い命が失われたことは変わりなく、戻ってくることはありません。また、どれだけ環境が整っても、ドライバーの不注意が消えるとは言い切れず、事故は常に隣り合わせであるという現実があります。しかしながら、このような悲しい事故を二度と起こさないために、生徒一人一人が自ら身を守り、生徒の置かれている環境も、徹底的に生徒のため安全に整えられるよう、学校として最大限努めていきたいと思います。
最後になりましたが、改めて故人のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の思いを強く胸に刻み、本校における二度と犠牲者を出さない交通安全に対する強い決意といたします。