明日への希望の話をしよう〜学校再開に向けて〜
- 公開日
- 2020/05/17
- 更新日
- 2020/05/17
日々のできごと
国による緊急事態宣言が解除されました。
しかし、愛知県は今月末日まで県独自に緊急事態宣言は発出した状況になっています。
ただ、明日18日からは県立学校等と同様に、徐々にではありますが段階的に登校をしていくよう県から要請があり、過日メールでお知らせをしたように、安城市においても同じように対応することとなりました。
まずは明日からの登校日です。
分散登校で対応し、ごく短時間での顔合わせとなります。
全校を挙げて最大限の配慮を行います。
生徒の触れるところへの消毒作業を怠らず、窓も全開で対応します。
登下校も密にならぬよう、しばらくは一人での登下校となります。
友達と一緒じゃなくて残念ですが、ご協力をお願いします。
服装も、制服(夏・冬)でも、ジャージ・体操服でも、登下校・学校生活は可です。天候によって寒暖の差が激しいので、自分でしっかりと天気予報や予想気温を調べ、チョイスして来られるといいと思います。
今後の年間行事や市全体にかかわるものについては、遅くとも学校再開となる25日頃までにはほぼ伝えられるよう努力していきます。各企業の方や事業主の方もそうだったと思いますが、本校も担当が毎週予定を作っては破棄を繰り返してきました。今後、第2波、第3波の恐れも心配されていますが、そうならないよう日々衛生面に注意して、自粛していた日々を取り戻すような取り組みを進め、日程等について予定していきたいと思います。
このほかにもご心配なこと、確認しておきたいことなどありましたら、遠慮なくご連絡ください。今後ともご協力のほど、よろしくお願いいたします。
さて今日は、各教科が発信している「明日への希望の話をしよう」です。
メール等を介してご覧になったと思いますが、英語科を中心に新たな学習の取り組みを行いました。あってはならないですが、やむを得ず再び学校が休校となった際も、学びを止めないようにするにはどうしたらよいか、英語部の先生を始め、各教科の先生方が真剣に考えていた姿は印象的でした。国語科も美術科も数学科も続き、こうした形で提示しました。また、学校に来て学べるよう学習環境についても保障できるよう進めてきました。
生徒の皆さんと学びでつながっていたいとする教職員の思いを大切にし、この歩みを止めずに、今後も進めていければと思います。
家庭科では、皆さんが戻ってきた際に「自分のことは自分で」という今年度の本校の学校教育目標に即して、1・2年生の最初の授業で「マスクづくり」を行う予定です。やはりその作成方法や完成したものの様子は、メールにて保護者の皆様を介して教材として発信しております。「なるほど、こんな感じのものを作るんだね。」と、ぜひおうちの方とともに確認していただければ幸いです。
また、文部科学省からも布マスクが配布されており、最初の登校日に配りますので、ない方も安心してください。自分で自分のものを調達する…、素晴らしい発想だと思いました。他教科においても、生活にかかわる学びについて、もっと大切にしていければよいと思います。
養護教諭(保健室)では、文部科学省が登校再開の際に求めている「新型コロナウィルスに関する知識と予防」の学習について、全教職員にレクチャーを行いました。明日からの登校日では、各担任が生徒に早速指導を行います。やはり皆さんにメールにてその時に使用する学習素材を提供しました。こちらは生徒だけでなく、保護者の皆様にとっても大変わかりやすいものとなっております。ぜひご家族みんなで確認してください。
「明日以降、学校でコロナウィルスについて、こんなことを学ぶんだな」ということを理解していただければと思います。
音楽科では、残念ながら文部科学省のガイドラインによると、すぐに歌声を合わせることは叶いません。また、いつもなら生徒会が中心に全校合唱の曲を選定し、今頃決定している時期なのですが、それも叶いません。
そこで、生徒会と音楽科で相談し、"Let's sing together someday!"と題した掲示を正面玄関に掲示してくれました。
そこには、まず、「歌声をみんなで合わせてもいい」と言われた時に、すぐにでも歌えるように、「マイバラード」を掲示し、この歌をまず全校での合唱としています。
歌うこと、みんなとともにいることの喜びを実感できるその日まで、それぞれがこの曲で合わせることを目標にしていれば、合わせた時にきっと素敵な歌声になると信じています。そしてなにより、その歌に込められた思いを一人一人が大切にし、「歌いたくて歌う」という気持ちを一つにできることが素敵だと思います。
実はこの歌にはさらに深い意味があります。
「マイバラード」は、皆さんもよく知っている歌だと思います。
実はこの歌。安城西中学校の歴史の中で、切っても切れない非常に深い、意義深い歌でもあります。
それはなにか。
実はそのことが、正面玄関の掲示板に書かれています。
ぜひ一度読んでみてください。
ご家族の方で、こんな話を聞いて「あっ!あの事?」とピンときた方も、ぜひお立ち寄りいただければと思っています。
まだまだご家庭でもご不安な方もいらっしゃると思います。
遠慮なくご相談いただければと思います。
不安を少しずつ解消させ、万全な体制を一つずつ積み上げて、元の生活に少しずつ戻していくよう、学校としても努力していきます。明日への希望をしっかりと持って、今日するべきこと、よりよくすることを取り組んでいく所存です。
明日からの学校登校日、そして、25日からの学校再開以降も、引き続き本校の教育活動にご支援をいただきますようお願いいたします。