明日への希望の話をしよう 4〜「未来デザイン力」とキャリア教育の展開〜
- 公開日
- 2020/04/27
- 更新日
- 2020/04/27
日々のできごと
愛知県からの5月末日までの臨時休業延長の要請が出され、安城市教育委員会からも正式に延長の通知がありました。5月7日に向けて先生たちも準備をしていましたが、また仕切り直しです。
でも、命を守るという観点から考えればこの仕切り直しは大切なことだと思います。
与えられた時間は平等。1・2年生の皆さんは、eライブラリでの学習に取り組む人が本当に多くなってきました。また、3年生においても出された課題に取り組むのはもちろんのこと、合わせてeライブラリにも着手している人も増えています。
何をするか、いつするか、どれくらいするかは自分が決めること。
この時間をうまく使って学習も生活リズムも準備万端に整え、6月からの学校生活を例年の数倍も充実したものにしていきましょう。
さて、今回の休業延長により、現在3年生の修学旅行が11月に延期、2年生の職場体験学習が12月に延期となっています。また、残念ながら1年生の自然教室は中止となりました。行事等についてはこれからさらに検討を重ねていきますが、新型コロナウィルスの感染状況等を見据え、また、学習すべき内容等についても考慮しながら、できることに取り組んでいきたいと思います。
先日からお話をしている本校の学校教育目標、
「可能性への挑戦〜自分の未来をデザインできる学校〜」
のうちの2つ目の力として掲げたのは、
「未来デザイン力」
これは、学校で行われる教科教育等も含めた様々な教育活動を、将来の糧とする「キャリア教育」と位置づけて取り組み、生徒の皆さんが自分の将来を考える時の材料としてほしい、そして、それぞれを自分なりに組み合わせて未来をデザインしてほしいという考え方に基づいています。
先ほども述べた学年での行事である「修学旅行」や「職場体験学習」、1年生の「職業セミナー」についても、成長の過程に沿って計画をされたキャリア教育の一部です。
それぞれ、参加する生徒の皆さんが、将来の自分を考えるうえで重要となる他者とのかかわり合いや考え方・意見の交流、実体験ができるように考えています。そして、こうした経験を踏まえて、自分の将来を考える機会となればよいと思っています。
例えば修学旅行では、そこでしか味わえない体験・出会いを設定し、充実したものになるよう、学年の先生方が日々検討を重ねてくれています。
「何の仕事に就くか」「将来何になりたいか」といった答えだけをこの時期に求めるのではなく、自分の未来をデザインするための情報を集め、経験を積み、自分の将来の可能性に花を咲かせるまでの栄養として蓄えていくことも大切だと思っています。
また、様々な人に触れて「こんな笑顔にあふれる人になりたい」「何事も最後まで取り組む人になりたい」など、自分自身のあるべき姿勢などを様々な経験や学習・道徳の授業などから学ぶことも大切です。
それが本校が描いている「未来デザイン力」。
こちらは様々な情報を生徒に提供し、未来を考える一助となるようにしていくことが大切だと思っています。だからこそ、今年からは「自分がどうあるべきか」「自分がどうしたいか」といった自分自身の考え方や諸活動への取り組む姿勢が大切になります。
5月末日はまだまだ先。
しかし、そう言っていると、まるまる3ヶ月「何もしなかった」となってしまいます。何かに取り組み始める原動力は、あなた次第です。
今週も、明日さらによい日となることを願って、自分のするべきことを取り組んでほしいと思います。