学校日記

安祥文化のさとまつり「歴史のひろば」優秀作品展示中

公開日
2022/10/11
更新日
2022/10/11

日々のできごと

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テスト週間中に入ってしまいましたが、現在、安城市歴史博物館のある安祥城趾公園安祥文化のさとでは、「安祥文化のさとまつり」を開催しています。
三河万歳の披露や、着付けの披露、「あつまれ!いきものたち」展での優秀絵画の展示など、本校生徒の出演や作品展示がたくさんあります。
テスト勉強の合間に、おうちの方とおでかけしてみてはいかがでしょうか。

特に見ていただきたいのは、「歴史のひろば」展です。
安城市では全国的にも珍しく、特に歴史的分野を選んだ夏休みの自由研究のなかで、優秀だったものを各校で選出し、この時期に一堂に会して展示します。
また、その中でも優秀な作品を表彰します。
選考は博物館の専門家の方など、その道のプロの方が行い、展示も全て博物館の方が上手に行ってくださいます。
本校生徒から選出された作品は、桜井中学校とともに特に優秀作品が多く揃ったということで、4点の出品が認められました。

三河仏壇について調べた作品は、優秀賞である歴史賞をいただきました。
実は仏壇も宗派で違い、地域で違います。三河仏壇と名古屋仏壇の違いなど、奥が深いものがあります。また、地元に伝統工芸士の方がいらっしゃいます。何気なく見過ごすのではなく、身近なものにハテナをもつことの大切さを感じさせてくれた作品でした。

明治用水を取り上げた作品は2点。
今年の梅雨の大切な時期に漏水被害で全国的な話題となった明治用水。
工業用水の側面ばかり報道されていた雰囲気もあり、本校区には用水開削の偉人や開削後の発展に寄与した偉人がいた地でもあります。また、農業の厳しい現状を伝える際にメディアに答えていたのは高棚町の稲作部会の代表の方でもあり、強く他人ごとではない思いで心配していました。できれば生徒の皆さんにも、そもそも明治用水がなかったらということや、見慣れている田畑の風景から、郷土の偉人や明治用水の偉業に気がついてほしいと思っていました。
今回、2名の生徒がそれぞれの視点で用水の歴史に触れてくれたのが、とても嬉しかったです。
実は中学校の優秀作品で明治用水を扱ったのは、本校生徒のみです。
こうしたことからも、本校区にとって身近なものなんだと思います。

最後の作品は新美南吉を取り上げています。
これも素晴らしいタイミングです。
実は今年度は新美南吉生誕110年にあたり、ちょうど今日までアンフォーレでは、市制70周年 アンフォーレ開館5周年記念 「新美南吉夢記念祭 南吉が過ごした昭和の安城」をやっています。
こちらも他校の優秀作品には今回触れられておらず、しっかりとトピックとなるものをおさえていました。実際に安城とかかわりのあるところを見に行くなど、見聞きしたことをしっかりとリサーチしていました。
本校には他にもアイデアに富んだ研究が多くありました。
夏休みならではの研究の成果がこうした形で評価されるのは素晴らしいと思います。
次は、1月に開催される「かがくのひろば」展です。
こちらも楽しみにしていてください。

授賞者の皆さん、おめでとうございます。