夢のかけら探し その5 〜夢レポート作りのつづき〜
- 公開日
- 2020/07/22
- 更新日
- 2020/07/22
ギャラリー
「未来とは 今である」
とは、アメリカの文化人類学者、マーガレット・ミードの言葉です。中学2年生になると、よく聞かれる「将来の夢は?」という問いかけ。実際に、即答できる生徒は3割いないくらいです。ただし、義務教育が終盤にさしかかるこの時期、将来についてある程度の展望を持ちながら色々なことを学んでいくことはとても大切なことです。
自己分析シートで、自分の将来を出発点とし、現在(今)にさかのぼって考えたこと、そこに、新聞記事から見つけた夢のかけらを添えることで、生徒は、朧気ながらも自らの夢の輪郭を透かして見とることができてきました。
夢レポートは、いわば灯台のようなもの。夢が放つまばゆい光に目を細めながらも、生徒はその方角に向けて歩み始めました。完成までは、まだまだ時間がかかりそうですが、航海は始まったばかり。一人一人が丁寧に作成しています。級友の夢レポートを覗いた生徒が、「まとめの中に、グラフを入れたんだね。それ、わかりやすい!」、「写真を使うとすごく伝わりやすいね!私もやろう!」と、互いに刺激を受けながら取り組む様子が、まるで同じ船に乗って目的地へと向かうクルーのようです。もちろん、「ここは画用紙で区切った方が見やすいよ。」と、的確にアドバイスを送る担任の先生も、船頭として夢の旅をガイダンスします。「未来」へ必ずつながる「今」。・・・ドリームシップ明中号が、穏やかな航海を続けています。