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- 公開日
- 2018/09/27
- 更新日
- 2018/09/27
ギャラリー
平成30年9月27日
【学校集会】
『人間にしかできないこと』
○AI(人工知能)が話題に
・人の生活を便利にする。その力がどんどん進化している。いずれ、人間
の力を超えるとも言われている(おそらく来ないとも言われている)。
・東京大学の入試には合格できないが、その他の大学には合格できる力を
もってきている。
・多くの仕事がAIによって行われる。20年程度後には、今ある職業の
うち、半分の仕事は無くなってしまうということも言われている。
○AIが苦手なこと=人間にしかできないこと
・言われたこと、与えられたことだけをこなすことは、AIにとって得意
なこと。しかし、AIは「意味を理解」していないと言われている。
・「私は、岡山と広島にいってきた」「私は、岡田と広島にいってきた」
の区別はAIにとって、苦手なこと。岡山が人名をさすのか、地名を指
すのか、文脈の中からだけで、AIは判断できない。
・コンピュータは、教えられたこと以上のことができない。「推測」した
り「イメージ」したりすることは苦手である。
・ある事柄と出会ったとき、「考えて自分なりに解釈する」力は、AIに
は難しいこと。
・授業の中で、人の意見を聞いて、自分の考えをつくり出すことは、人間
しかできないこと。
・ドリルの解答をつくること。AIにとっては得意なことである。間違え
た答えを、「なぜ間違えたのか」と考え、分析することは、人間が得意
なこと。
○今から20年後の仕事
・人と関わる中で、共に物事を考え、新しい考えをつくり出していくこと
は、AIでは代替できない。
・今、学校で勉強していることは、20年後にも必ず役に立つ力。
常に、人間にしかできない力を伸ばしていかなければならない。「自分
の頭で考え、仲間と共に考えをつくり出す」訓練を意識してほしい。
きっと、今の授業が、行事が、部活動が将来のために役立つことにな
る。