今日から１０日まで、人権週間です。それにあわせて、校長先生がお昼の放送で話をされました。
　「人権は、だれもがもっている権利です。今日は、みなさんにＡ君の話をします。Ａ君が放課にドッジボールをしようと、先に遊んでいた友達に「入れて」といいました。そのとき、だれも「いいよ」とは言わず、しばらくだまっていました。Ａ君は「もういい」と言ってその場を立ち去って行きました。このとき、Ａ君やその場にいた友達はどうすればよかったのでしょうか。
　いじめについては、いじめている方は、いじめていると思っていない、気が付かないことがあるのです。だから、あとで聞いても覚えていないのです。
　最後に詩を紹介します。

　　　ひとこと　　　藤田久子　詩集「二つの木の実」より　一部抜粋

　　いえば　よかった　ひとこと
　　いわねば　ならぬ　ひとこと
　　いいそびれた　ひとこと
　　いっては　ならぬ　ひとこと

　　グサリと　心にささった　ひとこと
　　やさしく　つつんんでくれた　ひとこと
　　かなしみを　あびた　ひとこと
　　はきすてるような　ひとこと

　　たった一言でも　相手の気持ちをうれしくしたり、悲しくしたりしてしまいます。言　葉を消す消しゴムはありません。」
このお話を参考して、人権週間を意識してほしいと思います。