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桜井っ子の合言葉「桜井っ子 みんなで つくろう あいうえお」
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5月1日 6年生 大人のリアル「ささくれだった心」

4月30日朝日新聞投書より 4月30日朝日新聞投書より
 小学校のHPなんだから、もっと明るいネタ挙げてよね、という声が聞こえそうですが、高学年なら現実を知るべし!ちょっと暗めの話題です。 

 新聞やニュースにはならないけれど、知りたい情報はどうすればよいのでしょうか。今回の投書は、今、歯医者に行くべきか迷った末に、信頼できる情報を探しきれずにキャンセルした高校生のもやもやした気持ちが書かれたものです。 

 この混乱した世の中で、インターネットから自分に最適な情報を求めるのはとても難しいということを改めて感じました。
 最終的にはそれらの意見を「参考」にして、決めるのは自分なのだということです。「情報を選び、自分の判断に生かす力」をつけるには、まず読書。新聞を読めば情報に対するいろいろな考えが載っています。しかしそれだけでは足りません。今のみなさんには、まだ信頼できる大人の力が必要です。12歳でも大人と語れる内容が、幸か不幸か多い日々です。ぜひ、話し合ってみてください。
 
 この日の新聞にの社会面には、もうひとつ、地方の小さな村で小学生がコロナウイルスに感染したことで、村中で犯人探しが始まり、その小学生の家族の心は、病気が治っても傷ついたままである、という実際に起こった記事が載っていました。

 「許せない、許さない」というタイトルで連載が始まったその記事からは、「今こそ相手の気持ちを考えるべきだ」ということを痛切に感じさせられました。
 先日スーパーに買い物に行ったら、知らない人に「近づくな」と言わんばかりににらまれたり、あからさまに避けられたりしました。店員さんも、とても申し訳なさそうに体を小さくして品出しをしています。こちらのほうこそ、お礼を言いたい気持ちでいっぱいでした。「命がけで働いてくれてありがとう。」と。 
 
 みなさんは、近所の友達が感染したらどうしますか。自分の家族や自分が感染してしまったら、周囲の人にどうしてほしいですか。少し考えれば答えは明らかです。

 今まで経験したことのない事態に、人は不安を感じます。人は不安になるから人を攻撃するのです。一歩外に出てもイライラした人達のトゲがある。内にこもってネットを見れば、さらにひどい言葉のトゲだらけ。そして、それにイラ立つ自分。日増しに人々の心がささくれ立っていくのがわかります。
 
 本当は私もふくめて、大人がもっとしっかりしなくてはいけないんだけれど、教師らしい言葉を一言。
 トゲをまきちらしたり、いけないことをしている一部の大人を見て、「あれでいいんだ。」なんて思わないでほしいです。それこそ、これを機に「ああはならないぞ。」と、今自分のすべき正しいことをしてほしいです。(「反面教師」ってやつです)

 もはや誰が感染してもおかしくないコロナウイルス。予防をおこたっていた人や、ネットで暴言を吐いているような人であっても、感染とあらば、医療従事者の方々は命がけで治療してくださいます。医療従事者の方にもみなさんのような家族があるにも関わらずです。
 (まさかの、近所だからって外で友達と3密になっていないよね。6年生なので、下級生がそんなことをしていたら、優しく「がまんしようね」って言ってあげよう。)

 近くの人を攻撃するのではなく、今こそ、がんばっている人を、近くの人を思いやる気持ちが大切なのだと強く感じました。
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