最新更新日:2024/07/01 | |
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大力の黒牛と貨物列車の話 3機会はまもなくやってきた。 黒牛はアンジョウのステンショへ木材をひきにいくことになった。 牛は話にきいて、アンジョウの停車場では走ってきた陸蒸気(おかじょうき)がしばらく休憩することを知っていた。 突進してくる相手を敵しがたく思ったなら、相手がねそべってうつらうつらと休息している虚をついて、どてっ腹に風穴をあけるというてもあるのだと、そのころの牛としては頭のよい計画をひそかに胸にいだいて牛は二本木を出発したのだった。 牛はまだ陸蒸気について確とした観念をもっていなかったので、途中で二三度へまをやった。アンジョウの村に近くなったとき、向こうから黒い四角な、たちの高いものが人間につれられてやってきたのをみたとたん、彼はこれが音にきく陸蒸気だなと早合点し、これくらいの物ならすれちがいにおしたおすことができるという自信をいだいて、すでに地に近く頭までさげたのであった。 だが念のためたしかめておく必要があった。そこで彼は与(よ)ささあにたずねたのである。 「向こうからくるのはきっと陸蒸気というものにちがいないからして、自分があれをひっくり返すつもりであるがよろしいか。」 すると与ささあはつぎのように答えて牛を失望させた。 「何をうろたえてけつかるだあ。村長さんののってござる人力車がおいでたじゃねかっ。」 それからアンジョウの村の中にはいるとさらに牛はばからしいへまをやった。 玩具の風車を持って小さな子どもがのっている乳母車を陸蒸気と感ちがいしたのである。 これでみると、与ささあの黒牛は内心陸蒸気をひどくおそれ、しかもそれをひたかくしにかくそうとつとめるという、心理的錯乱状態にあったというのが至当だ。 牛は生まれてはじめてステンショというものをみた。 だが彼(かれ)はいま自分のつれられてきた建物が、音にきくアンジョウのステンショであると、すぐ認識することはできなかった。 何しろ牛は大して聡明ではない。 そのうえ、与ささあの黒牛はそのとき前述のような興奮状態にあったのである。 彼は漠然と、いつもとはかわったところにきたことを感じていたにすぎない。 黒い木の柵が長くつづき、その向こうにはこれまた長い鉄の棒が横たわっている。 こういうものもいつかどこかでみたことがあるような気もした。 ともかく、彼はぼんやりしながら柵のある箇所につながれていた。 まもなく牛は、右手の方がなんだかそうぞうしくなってくるのを感じた。 そっちをみると、線路の上に黒い牛みたいなものがあらわれ、腹の下から両側へまっしろな煙をはいていた。 はじめあまり大きくないと思ったが、みているとそれが、すばらしい速力でこちらへ走ってきて、またたく間に巨大な牛(と牛は思った)になった。 与ささあの黒牛は、かあっと頭に血が逆上するのを覚えた。 牛みたいなものにも、とっさの場合にはインスピレーションのような精神作用がはたらくとみえ、だれも説明してくれなかったが、この怪物こそうわさに高い陸蒸気であって、それ以外のなにものでもないということそして自分はとうていこの大牛にはかなわぬ、ということを確然とさとった。 怪牛は与ささあの黒牛のはらの中をみぬいているもののごとく、はげしく歯がみをしながら、まっしぐらに彼の方へ突進(とっしん)してくる。 ああ、このままじっとしているとやられてしまうぞと黒牛が思ったとたん、怪牛の方で、ヒューっというすごい吼声をあげた。吼声はするどく黒牛の体につきとおって、ぴょこんと彼をはねあがらせた。 (4 に続く) 「大力の黒牛と貨物列車の話」1 2 3 4 5 それぞれリンクしておりますので、ご覧ください。 大力の黒牛と貨物列車の話 4その跳躍が、怪牛を眼にした瞬間から黒牛にかかって彼を動かさなかったところの呪縛をといた。 とさいわい、柵に軽くゆわえてあった手綱もとけた。 与ささあの黒牛は空車(からぐるま)をひっぱったまま、あらんかぎりの力でステンショからにげ出したのである。 しばらくのうちは、がむしゃらに走ろうという想念以外には何もなかったが、そしてまたがむしゃらに走ったが、やがて、彼をさける人びとがおったまげて悲鳴をあげるのに気がつき、と同時に、自分は主人に使われている身分であるが、その自分が主人に対し申しわけのないような大それた失策(しっさく)をしてしまったという想念がうかんだ。 だが、人間にしてもそうであるけれども、牛には、とりかえしのつかぬ大失策をしてしまったというはげしい後悔の苦しみをきらう傾向がある。 できるなら公開をはぐらかしてしまいたいのだ。 だから牛は、もう身の安全をじゅうぶんに知っていながら、強引に街の中を走りつづけていた。 (中略) 5に続く 「大力の黒牛と貨物列車の話」1 2 3 4 5 それぞれリンクしておりますので、ご覧ください。 大力の黒牛と貨物列車の話 5さて、与ささあの黒牛も、町のまんなかをつっぱしりながらこのてを考えたのである。 彼はどこかの商店へ飛びこむというような大椿事をひき起こせば、人びとの注意をそちらに向け、自分の敗北、暴露された小心がカモフラージュできると計算したのである。 よし、商店に飛びこもう! と決心はしたが、どの店に飛びこむかということが、また問題だ。 最初に眼についたのは金物屋である。 店の内側の天井には鋸のたぐいがたくさんつるされ、下には、出刃、錐、のみ、鋏、どれも体を傷つけるような物ばかりがならんでいる。 そういう物の中へもぐりこむことを与ささあの黒牛はこのましいと思わなかったので、つぎに眼をうつすと今度は牛肉屋である。 与ささあの黒牛のみならず、すべての牛が牛肉屋をきらうのであるが、それは同胞の肉塊があるいはかぎにひっかけられ、あるいはきざまれているのをみるいたましさにたえられぬというほどの、センチメンタルな理由からではなく、牛仲間の論理(ロジック)の単純性に由来するのだ。 つまり彼らはこう考える。 牛肉屋には牛の肉がつるさがっている。 自分たちは牛である。 だから牛肉屋にはいれば自分たちもああいう具合に皮をひんむかれ、眼も鼻も耳も角も口もとられてしまう。 で与ささあの黒牛は牛肉屋の前を走りすぎた。 そのつぎには床屋があった。 床屋。 これはいい。 与ささあの黒牛はかねてから一生のうちいっぺんでよいから床屋にはいってみたいと思っていた。 バリカンで頭髪をかったあとで、床屋が茶碗型のくしでもって、バリバリと頭をかくのは、かかれる者にとっていかなる快感であろうかということは、牛がときたま川っぷちにつれていかれ、おカメたわしでもって頸や背中をこすってもらうときの気持ちから容易に察することができるのである。 床屋の客になる人間たちのように、ひじのついたいすの上にゆったりと腰をおろし、白いさっぱりした被布でおおわれ、いつもかゆみのたえない角のつけねのあたりの毛を短くしてもらったあと、あのくしで心ゆくばかりかいてもらう。 牛は床屋の前を通るたびにそれを空想し、そのつどにうっとりとなったものである。 でとりあえず与ささあの黒牛は床屋へ飛びこむことにしたのであった。 床屋はちょうどひまなときで、亭主は好物の棒飴を口にしたままであおむけになって昼ねしていたが、ものすごい破壊音のために耳をさまされた。 このようなひどい音ではいってくる客というものはめずらしいけれどもいったいだれだろうといぶかりながら、やおら半身を起こしたが、客をみてなっとくできた。しかし彼は剛腹な侠客肌の男であったからおどろききはしなかった。 なめかけの、紅白だんだら模様のねじ飴を手に持つと、きょとんとしている牛のところへ歩みよって、坊よ、坊よ、ここはおめえのくるところじゃねえよ、さ飴をやるから出ていきな、といったのである。 牛は口に押しこまれた飴をにんじんと思ってかんでみると、奇妙なものである。 歯ににちゃついて、いかなる草やこくもつよりもたべにくい。 そして甘たるいものがとけてくるのが著しくいやだ。 はき出そうとしたが歯にねばりついていてとれない。 床屋なんかにきて失策(しま)った、こんなことなら八百屋にはいった方がよかったと牛は残念に思いながらすごすごと床屋を出た。 まっさおになった与ささあが、息をきらせて飛んできて、床屋の亭主にあやまり出したのは一分とたたないうちのことだった。侠客肌のある亭主は、なあに分別のねえもののしたことしかたねえよ、と太っ腹をみせていたが、眼に角を立てて出てきた女房のいい分もいれて、店の損害賠償だけはしてもらうことにした。 金額みつもりにさいして、床屋は五百円でよいといい、与ささあは二百円くらいとふみ、なかなか話がきまらず、与ささあと床屋の女房は声もあらくなってきたが、亭主はあくまで腹の大きいところをみせ、なあに、五百両いただきゃあなんとかなるだあ、はっはっはっと笑ったりするのを、黒牛は表から、興奮のひいたあとの甘い物悲しいしい感傷にひたりながらぼんやりみていたのである。 私のいとこの大吉のやったと同じような、與ささあの黒牛のこの計算もある程度成功し、さしあたっての目的は達せられたが、村に帰ればまた黒牛の悩みはあるはずだった。 陸蒸気をみてにげたとうわさするにきまっているからだ。 だが彼は、そのときはこういって弁解しようと考えた。 「卑怯にもほどあいというものがあるじゃらに、あいつは一ぴきで向かってこなんだ、三十ぴきくらいつながってうせただ。」 さてこのばからしい昔話の結末だが、ロシアの民話の結末がたいていみな同じであるように―それはこうだ、 「こんなふうにしてイワンは美しいお姫様を救い、ふたりはめでたく結婚しました。私も結婚式にまねかれていって、蜂蜜をたんまりご馳走になりましたが、ひげをつたってこぼれてしまい、一滴も口にはいりませんでした」 ―牛の話というものもだいたい結末はきまっている。 ロシアの民話をまねていえばつぎの通りである。 「そこで黒牛は屠殺所(とさつじょ)でめでたくなってしまい、私もそのご馳走をいただいてみたが、歯が弱いせいか、かみきれないので困りました。」 ちなみに、床屋の侠客肌の亭主は、紅白だんだら模様のねじあめを牛の口におしこんだとき、牛がいやな顔をして店を出ていったのをみて、牛はあの飴がきらいであるとみてとり、その後牛よけに、店の前に飴をかたどった棒をたてることにした。 そして全国の床屋が集まった同業組合会議席上で、彼がその牛よけのききめのあることを発表したことから、いまでは全国の床屋が彼のまねをするようになったと、牛仲間ではいっている。 完 「大力の黒牛と貨物列車の話」1 2 3 4 5 それぞれリンクしておりますので、ご覧ください。 ポプラ・とんぼ組 マラソン大会、がんばりました!
12月13日(水) 快晴の中、行われたマラソン大会。気候も比較的暖かく、程よいランニング日和でした。特別支援学級の児童は、個々の実態に合わせ、走る距離を決め、目標を立ててがんばりました。どの学年の児童も最後まで一生懸命に走り切ることができました。たくさんのご声援、ありがとうございました。
最後のマラソン大会!校庭内のグラウンドをこうして駆け回ることも、校庭外の道をこうして全力で走ることも、今後なかなかないことかもしれません。 そして、6年生の皆さんそれぞれが、自分の目標を超えるために頑張っている姿も印象的でした。 最後のマラソン大会。 皆さんがその思いがいっぱいに詰まった、ナイスランを魅せてくれました。 応援に来てくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。 そして皆さん、お疲れさまでした! マラソン大会〜長い距離にも果敢に挑みました!〜先生が、「あと1分でスタートです」と言うと、「あ〜、時間止まってくれないかな!(^^)!」なんて言っている子もいましたが、いざ号砲が鳴るとみんな真剣。 とてもいいペースで、みんな頑張っていました。 自分自身の目標を一人一人が超えられていたらいいなと思います。 マラソン大会を行いました〜応援に来ていただきありがとうございました〜長い距離を走るために、耐寒駆け足などで毎日頑張りました。 なかには、家族の皆さんに付き添ってもらって、夕方練習をしている人もいて、ご家族の大きな応援もあって今日を迎えているんだということを強く感じてくれたようです。 走り終わった後に、ご家族に手を振る子供たちが印象的でした。 応援に来てくださり、ありがとうございました。 はじめてのマラソン大会!みんなよく頑張っていました! マラソン大会、全力で頑張りました!12月なのに穏やかな暖かい日でした。 応援に来てくださった皆様、ありがとうございました。 みんな、全力で頑張っていました。 マラソン大会、がんばりました!
「前回の試走より1秒でも速く走りたい!」、「〇〇位以内を目指すよ!」、「弱い自分に勝ちたい!」など各々の思いを胸に、子ども達は一生懸命走りました。
結果は、うれしかった子、悔しかった子それぞれですが、完走したことや全力を出し切ったことにはみんな誇らしげだったと思います。 マラソン大会!マラソン大会は、予定どおり行います! ポプラ・とんぼ組 「二本木小やさいやさん」の幟が完成したよ!
12月12日(火) 来週の野菜の販売会で店の前に立てる幟が完成しました。原案から色付けまで、みんなで協力して行いました。子どもたちが考えたキャラクターや販売する野菜が散りばめられたデザインとなっています。ぜひ、販売会場となるJA二本木支店でご覧ください。販売時間は19日(火)10時〜11時です。
3年国語〜みんなは、海が好き?山が好き?〜文章の組み立てを考えるという、少し難しいことをしていますが、長いお話や文章を書く上ではとても大事なことを学んでいます。 みんなは、海が好きなのか、山が好きなのか、自分の思った考えをもとに、「どうしてそう思うのか」をまずは文章にして書いていきます。 海派が圧倒的に多いようです。 特に、海には虫がいないという人が多かったのが印象的でした。 皆さんは、どう思いますか? これらをもとにすれば、柱立てができた説明の文章や言葉が考えられるようになると思いました。 3年理科〜電気の通り道 たくさんつないでみましょう〜教室では、みんながグループになり、立ち上がって、それぞれの電池をつなぎ合わせています。つながったかどうかは豆電球の光で確認をしますが、意外と四苦八苦しています。 でも次第にグループのあちらこちらで「あっ!ついた!」とか、「光った!」なんて言葉が聞こえてくるようになりました。 自分たちでやってみることって、大事ですね。 マラソン大会は延期とします
先ほど、連絡メールを送信しました。
「今日の天気予報では、この後、雨はおさまると思われますが、運動場の水たまりが大きく、コンディションがよくありません。よって、本日のマラソン大会は、明日に延期とします。大変ご心配をおかけしました。ご理解・ご協力をお願いします。」 雨が予定より長く降り、また、日が差すほどには至っていないため、マラソン大会の始まりの時間にはまだまだグラウンドの状況が芳しくないと思います。 このため、残念ですが延期することとしました。 よろしくお願いいたします。 ポプラ・とんぼ組 野菜の販売会の練習、がんばっています!
12月11日(月) 来週の野菜の販売会に向けて、お店屋さんの練習をがんばっています。お客さんを呼び込む人、お客さんの注文を聞く人、注文を受けた野菜を袋詰めする人、レジで会計をする人と、役割分担をして、みんなで協力してお店屋さんをがんばります。教師がお客さん役となり、本番の販売会をイメージしながら、練習に励んでいます。
明日晴れますように〜マラソン大会〜
マラソン大会は現在、予定通り実施することとしています。
今日の夜から明日の明け方にかけて雨が降るようで心配ですが、本校グラウンドの水はけが非常に良いこと等を考えると、おそらく天気予報通り雨が止めば、予定通りの実施になるかと思います。 しかし、実際の天気がどのようになるかはまだわかりません。 明日、メール配信とこの公式ウェブサイトにてお知らせをさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 4年生の皆さんが校長室にやってきました〜総合はSDGs〜4年生の皆さんでした。 何やらお願いがあるとのことで…。 座ってもらいお話を聞くと、お話をするためでしょうか、紙は持っているのですが、自分の言葉ですらすらとお話を始めました。 4年生は今、総合的な学習の時間で「SDGs」について勉強をしているそうです。 そんななか、自分たちにもできるサスティナブルな行動として、「ゴミ拾い」を始めてみたのだそうです。 そうすると、みんなびっくりしたことがありました。 まず、公園にごみがとてもいっぱい落ちていたことが挙げられます。 パワーポイントで見せてもらいましたが、袋いっぱいです。 さらには、つつじの大きな植え込みの中をのぞいている写真を見ました。 外からは何もごみなど見当たらないのですが、中はゴミがいっぱいだったそうです。 だから、ごみを捨てないように訴えたい。 二本木小の子だけでなく、聞いてくれた人がおうちの人に伝えるように訴えたい。 そんな内容でしたので、ちょっと放送でお話しする内容をリハーサルしてもらいました。 すると、持っている紙をもってお話を始めました。 (このために持っていたのか…) 用意周到でした。 とっても、上手でしたよ。 で、「校長先生、いいですか?」と言われたので、ふたつ返事で「いいですよ!」と伝えておきました。 伝えるだけじゃなくて、みんながそうしてくれることがみんなにとっての合格だね、と、そんなお話をしていきました。 良い効果が表れるのを期待します。 具体的に動くことって、大切ですね。 4年生から学びました。 人権週間〜今日は「世界人権デー(Human Rights Day)」です〜
本日まで、第75回人権週間が展開されています。
本日は、「世界人権デー」。 Human Rights Dayと英語では言います。 本日の人権デー(12月10日)に寄せて、アントニオ・グテーレス国連事務総長のメッセージが国際連合広報センターを通じて全世界に届けられています。 英語ですけど字幕もあります。 長さも短いですので、ちょっとチャレンジしてみたい人は、再生速度を遅くしてみるなどして聞いてみてください。 どうでした? こういう言葉がわかっていったらどんなにかっこいいでしょうね。 言葉を知ることも、人権理解の大きなポイントとなります。 1948年12月10日、今から75年前の今日、国際連合総会で採択されたのが、「世界人権宣言」。 この日を記念して定められたのが、人権デーです。 世界人権宣言は、私たち楚辺手の人類の人権を大切にすることと定めています。 人権を大切にするという具体的な目標や基準を初めて世界全体に示しました。 画期的な宣言だといえます。 この「人権デー」は1950年に制定されました。 日本のみならず、世界中の国際連合加盟国に、人権を大切にすることを広く知ってもらえるような行事を実施するよう呼びかけています。 「世界人権宣言」の全文は、和訳も含めて外務省のウェブサイトに掲載されています。 でも、ちょっと難しいかもしれません。 作家の谷川俊太郎さんと、アムネスティ・インターナショナルにより日本語訳がつけられた、「やさしい日本語で読む世界人権宣言」が作成されています。国際連合広報センター公式ウェブサイトには、これらの言葉に絵を添えて、わかりやすく示してありますのでご覧いただければと思います。 【人権啓発動画】「『誰か』のこと じゃない。」−支え合う共生社会の実現に向けて− [Human rights awareness video]"It's not someone else's problem." 人権週間〜インターネットと人権・被害者にも加害者にもならないために〜今日は、インターネットと人権です。 インターネットという表現よりも、スマホ・SNSなどの問題といったほうがなじみが深くなっているかもしれません。 政府広報オンラインでは、「ネットの危険からこどもを守るために 保護者が知っておきたいこと」として、非常にわかりやすく今の問題がまとめられています。 スマホを子どもに買い与えている保護者の皆様は、その中でどんなやり取りがされ、どんな状況になっているか、自分のお子様はどのように対処しているかをよく理解しているでしょうか。 様々なトラブルになったとき、もはや消せなくなってしまっているプライバシーの問題や、互いの気持ちが完全にすれ違ってしまった後での関係改善の難しさ、いじめや仲間はずれ、相手の被害も生じかねない閉じられた空間での子供だけのやり取り、金銭的な被害や精神的・性的な被害による大きなダメージなど、すべて買い与えていなければ起きなかった問題であり、買い与えていても家庭でしっかりルール作りや確認ができていれば起こりえなかった問題でもあります。 うちは大丈夫と思っているご家庭でも、インターネットは相手のある問題でもあります。 本当に大丈夫でしょうか。 そんなことも考えながら、ここでは相手の、そして自分の人権を守るためにも、気を付けたいものです。 今日の法務省のYoutubeも「インターネット」が課題です。 怖いけど、身近に起きてくる問題でもあります。 子どもたちを守るためにも、しっかりと家庭でルールを作り、困ったときには相談しあえる関係を作りましょう。 もっと、SNSの危険性も知っておかないと。 これは、「誰か」のことじゃ ないから。 「ルール」 |
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