田村さんは、生まれ育った環境から必然的にピアニストへの道を一筋に歩んでこられました。それは簡単なことではなく、ものすごい努力があって現在に到っておられます。いくつもの分かれ道を経て、そのたびに新しく出会うたくさんの人々、影響を受ける出来事、自分を奮い立たせるきっかけ、新たな発見、全てが自分を見つめなおし、一歩前進するエネルギーになったとおっしゃっていました。失敗ももちろんある。でも、次はどうしようと考えることができる。チャレンジできる。そう考えれば失敗も無駄ではないと。そのお話から恐れることなく進むことへの勇気をいただきました。