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重要 第74回人権週間・世界人権デーに寄せて

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12月4日から第74回人権週間が始まっています。
そして本日は世界人権デーです。
「人権」という言葉を聞くと、大切には思いますが、なんだか自分の周りとの問題には関係ない、遠いお話に感じるかもしれません。
しかし、巷でのあらゆるニュースや情報、様々なお話は、人がかかわるものばかりです。
戦争のニュースは、多くの人が被害を受け、どちらが正当でどちらが加害かなどが議論されますが、それらは全て人同士の問題です。
様々な事件や事故は、多くは人が絡み、人が何らかの原因となっています。たとえ一人が起こした問題でも、その根底には他の人との関係の中で生まれるような問題もあります。
いわゆるエンターテイメントニュースについても、いくら有名人であっても人がかかわっている問題です。有名人だから言われてもよい誹謗中傷はありません。

私達は、他の人のことを考える時、どうしても自分を基準にして考えます。
また、痛みのない私たちは、どうしても当事者でないと無意識のうちにスルーさせたり、単なる批評を述べて終わってしまったりします。

愛知県は、2022年度人権週間特設ウェブサイトを立ち上げています。
印象的なポスターをいくつか製作し、「わかるとかわる〜知ることからはじめよう。人権のこと。」をテーマに掲げて、メインポスターを始めとする6種類の個別の課題(女性の人権、障害者の人権、部落差別(同和問題)、外国人の人権、インターネットと人権、性的少数者の人権)を取り上げています。

「わかるとかわる」という言葉は、まさに、私達を取り巻く社会や世界が、全て人とのかかわりによって成り立っており、互いを尊重することで成り立つものだということに気づき、身の回りの様々な差別の存在を「わかる」ことで、私たち自身の考え方も「かわる」のだということが理解できます。

学校でも日頃の指導や道徳教育全般において、人権にかかわることを指導するほか、機会あるごとに指導を適切にしていきたいと思います。

また、困っていることを発信することも必要です。
学校では、生徒のお話を聞く機会を持つように努めています。
しかし中には、学校でいじめを受けている、部活動やクラブチーム、塾、個別に教育・指導を受けているような場で暴言・暴力を受けている、親や兄姉・親類から様々な形での虐待を受けている、悩みを抱えているけど、学校にも親にも身近な人には相談しにくい、どうしていいか分からないなんて問題もあるかもしれません。

学校として大切にしているのは、誰でもよいから相談することです。

学校では、校長室前に「子どもの人権SOSミニレター」が常設されています。
「子どもの人権SOSミニレター」に相談したいことを書いて、ポストに投函すると(切手不要)、学校ではなく、最寄りの法務局・地方法務局に届きます。
相談できる相手に相談を持ちかけてほしいと思います。
警察も、これまでに配布をしてきた悩み相談先が書かれている様々な電話番号の相手も、しっかり相談に乗ってくれます。
大人も子供も、抱えてしまうことのないようにしていければと思います。

また、なによりも、地域社会全体の協力も必要不可欠です。

法務省のウェブサイトには、人権啓発動画「『誰か』のこと じゃない。」が公開されています。

「『誰か』のこと じゃない。」
―人権問題は決して「誰か」のことではありません。
主人公がそのことに気づく様子を様々な角度から描くショートストーリーがドラマとなっています。
ここでは、変化に気づき、声をあげてくださる方の存在が大切であることを理解していただけると思います。

まずはインターネット編。
いわゆるデジタルタトゥーとならないように、かかわる多くの皆さんのことを考えて、細心の注意を払うことが大切です。子どもたちができることは、予測できない危険を考え、安易な判断をしないこと。大人ができることは、保護者として子どもたちに機器を渡していることに責任を持ち、自身も管理や指導をしっかりすることだと思います。


いじめ編。
お子様や友達の様子などにもちょっとした変化を感じたら気にしてみることも大切です。子どもたちも、どうしたらよいか困っているかもしれません。そして子どもたちも、友達が困っているのを見過ごしてしまうことはいじめをしてしまっていることと同じという意識を持つことが改めて必要だと思います。助は借りるべきです。


外国人編。
互いにかかわり、お話をしてみることで、双方の困り感なども共有できるかもしれません。理解がないことが誤解を生み、互いに溝を作ってしまうのかもしれません。私たちの社会は、世界が様々に関係し合って成り立っています。隣人こそ大切にすべき友だと感じます。


児童虐待編。
変化は地域だからこそわかるのかもしれません。そこには子どもたちの命もかかわる問題があります。しかるべき機関への相談は問題解決への第一歩です。それには、皆さんの力が必要です。


この他にも、人権について私達ができることが映像になっています。
ぜひこの機会に、子どもたちだけでなく、大人の皆さんも、人権について考える機会を持ちましょう。
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