1年国語の授業にて
- 公開日
- 2023/01/23
- 更新日
- 2023/01/23
1年生の部屋
1年生では、国語の授業で、「『不便』の価値を見つめ直す」という意見文の読み取りを行っています。最近では、一人一台タブレットの配付やAI等の参入で便利な世の中になっていますが、便利だけを望んで「不便」の価値を見落としてしまうことが本当に人間にとって良いのだろうかという内容です。
単元の最後には、班ごとに「小学校ではシャーペンでなく鉛筆を使うというルールについて」や「通学路が工事中なことについて」、「ゲームの使用時間は一時間以内という家庭のルールについて」などの普段の生活の中で不便だと実感する事例を教師が提示し、そのテーマに沿って班ごとにグループ協議を行い発表を行いました。
生徒の感想の中には、
「嫌だなとか、不便だなと思っていたことも、不便の良い面を考えて生活してみたい。そうすれば、自分もプラス思考になって周りの人にも良い影響を与えられる。」
「不便であるおかげで、日々の楽しみや喜びを些細なことでも感じられているなと思いました。不便が存在することで、人間はどんどん進歩しているんだと実感しました。」
という感想が見られました。
普段感じている不便なことを、「嫌なこと」「悪いもの」としてとらえるのではなく、「不便の良い面」を思考することで、日々の生活をより豊かにすることができると考えた生徒が多くいました。これからも、手間や大変だと感じることも、少し視点を変えて不便の価値を見直し、ポジティブに生活していきたいものですね。